父が鉱山の仕事だったのでよくついて山は歩いていたので生まれてから山登りはしていたと言えますけど、メジャーなルートを上りだしたのは上京してからで18歳から本格的に登山を始めて50年。
ずっと経験を積んで、 勉強になった! と思う事は昔の事でしたが、今回の低山部は良い経験になりました。
肝心なところで初心を忘れていたのです。
「 現在地を失う 」
道迷いは迷った時には気が付きません。
あたりまえです。
そのうちにおかしいなと思いはじめます。
まき道に入り、始めはしっかりしていた道がだんだん無くなり、急斜面で踏み跡?と言う事になりました。
まき道に入った場所ははっきりしているのだから、あまり歩いていないこの時点で戻れば正解でした。
目的の山が自分の緯度経度を調べる地図ソフトでは市街地が重点的に書いてあるもので山岳部は読み取りにくいものでしたので入れてなかったもの反省点です。
これを入れていたら山頂を北に巻いてしまった事に気が付いたはずです。
「 リカバリー 」
小さな尾根に出て下らなかったのは正解、地図にない建物のある小ピークで仲間のスマホで現在地を確認したのは正解。
地図で、特徴的な林道の曲りが近くにあったのでそれをもとに現在地をリカバリー出来たのは正解。
いつもは左手親指にオリエンテーリングの競技用コンパスをつけているのに、その時に限って付けていなかったのは失敗。
付けて確認しながら歩いていたら北に向かっている事に気が付きおかしいなと思ったはず。
「 対策 (ナビゲーション手段の強化) 」
把握している場所でもコンパスは時々チェックする。
地図ソフトの入ったGPSを追加した。
タブレットに現在地を示すアプリをいくつか追加した。
元オリエンテーリングの公認指導員をしていても正確な地図が無ければ無理。
オリエンテーリング地図の精度は無理なので磁北線を追加した国土地理院の地図と
ガイドブックの地図を対比し把握しておく。
GPSに要所要所の緯度経度を入力しておく(これは以前からやっている)
オリエンテーリングでもパラレルエラー(似たような尾根とか道に入ってしまったら、思い込んでいるので解からなくなる)したらなかなかリカバリーが難しいので机上と実際は違うのだと言う事を改めて反省。
間違っているのは後で解かることで、その時は正しいと信じているので深みに入ってしまうのです。
落し物でも落とした場所が解かっていたら問題ないですよね。
迷った、失敗したと言う事になるべく早く気が付くためにはいつも迷うかもしれないと持っていなければそれだけリカバリーが遅れると言う事かなと思います。
人生でも時々立ち止まって、今正しいところを歩いているかな?と思う事は大切な事のように。
( 追記 )
「 ニャンの飼い猫暮らし 」
今朝、出ると道路の向かい側にニャンが出てきました。
空き地の草むらを覗いていて ニャン と声をかけると反応するのですけどプランターに水をあげて再度見るといなくなっていました。
今日は帰って来ない日かな?
暑いから涼しいところを探して休むのもまあいいでしょう。
まったく、連日の猛暑で体がおかしくなります。
食欲もないし、何を食べても美味しくない、困ったものです。
昨年の今頃は母の退院準備で忙しかった時期です。
( 追記 )
7時頃、ニャンが帰ってきました。
何日か置きに1日帰らない日もあるのですけど、今日はちゃんと帰って来てよかったです。
オカカを削ってあげました。
カリカリと煮干しも食べたようなので良かったです。