Full-Tone

女性建築士・ふるとちかこの徒然なるままに

ビニールクロスを選ぶ

2009-09-16 23:17:33 | インポート

今、リフォーム工事の監理をしていて、

ひと部屋だけ、壁と天井のクロスを張替えするのですが、

一緒に選びましょうと言うことで、 見本帳をお持ちしました。

『えー、こんなにいっぱいあるんですか~?』と、

少し困惑していらっしゃいましたが、

ページを順に私がめくっていくと、目が止まるところがありました。

私が一人で見ていたら手を止めることのないページでしたが、

そのあたりに、お客様のお好みの物が多いところだということです。

そんな感じで見て行きながら、いくつか候補を挙げて付箋を貼っておき、

最終決断をして頂きました。

淡い桃色とクリーム色でグラデーションになっている、織物調に決まりました。

80代のおばあちゃんのお部屋です。

はじめは、今と似たようなもので・・・と話されていたのです。

落ち着いたベージュ、それも悪くはありませんが、

いつまでも若々しく元気に暮らして行きたい・・・。

そんな気持ちが、選んだ色に出ているようで、嬉しくなりました。

実際のところビニールクロスの見本帳は、結構な厚さがあり、

素材はビニールでも、色や材質感はかなり違うし、

吸湿とか消臭とか、機能性壁紙なんていう物もあり、それはそれは様々です。

新築工事の場合は、部屋ごとに壁と天井の組合せを

2~3案作るようにしていますが、正直わたし自身も混乱してしまう代物です。

ご自分たちで選ばれるとはっきりと意思表示してくれるお客様もいて、

そんなときは、少しほっとしたり、

どんな物を選ばれるのか、ドキドキ・ハラハラしたり・・・です。

最近はすっきり・シンプルにと、壁・天井、更に家全体を を統一することもあり。

カーテンなどのファブリックの色を先に決めてコーディネートしたり

いずれにしても、たくさんの中から自分似合った物を選ぶ作業は、

少し面倒なようでいても、意外に楽しいことですよ。

ふるとちかこ建築設計室http://www.c-fulltone.e-arc.jp/

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