落書き対策としてベニヤを建て込んだ三十三間堂のニュースを読みました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090920-00000082-yom-soci
対策の方法は決して良いとは言えませんが、
管理されている側の気持ちは理解できる方も多いのではと思います。
落書きをするのはもっての外ですが、
そういうことをする方たちの意識を変えることは、難しいと思います。
何か対策はないかな・・・と、勝手に思っていたら、
以前見学した古河邸のことを思い出しました。
http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index034.html
一つ目は、見学は往復はがきで申込みをします。
何処の誰かがわかることで、いたずらな気持ちが減るような気がします。
二つ目は、見学中は持ち物の携行は禁止。カメラもNGで内部の撮影も禁止。
バッグなど持たないことは、落書きをする道具を持ち込ませないことができるよう。
三つ目は、見学中は手袋をすることになっています。
手袋は建物を大事に扱って欲しい気持ちが、より強く伝わるような気がします。
見学者の数も多いことから中々難しい取り組みだと思いますが、
作られた時のままの姿を残していくことや、
そのままの姿を見ることを続けて行くには、
根本的な対策が必要なのだろうと思います。
ふるとちかこ建築設計室http://www.c-fulltone.e-arc.jp/