何年ぶりか・・・!!の大雪。
昨日朝目覚めたときには、10センチあるなしだった雪が、お昼頃には30センチにも!
量はもちろんですが、外を見るたびに増える積雪にため息の昨日でした。
さて、そんな大雪の昨夜。建築士会の新年会が開催されました。
隣の席に座っていた、前々支部長が、『ねえ、高気密・高断熱住宅って、どう思う?』
いきなり、何を聞きたいのかと思ったら、機能性とか、省エネルギーとかではなく。
人間の健康への影響に関する意見を求められました。
そのときの私の答えをそのまま書いてみます。
初めて高気密住宅に入ったとき、私は息苦しいって感じました。
それから、気密性がより高い建物では酸素量が少なく、火が燃えることができない為に、
オール電化とセットになっているものもあったり。。。
生活に支障はないとはずですが、同じ環境でも人によっての差があると思うので、
打合せの際に高気密が向かないと思われる方とは、隙間風が入らない工夫をした場合も。
例えば、アレルギーがあるとか、色んな面でデリケートであるとか。
アレルギーが有る・・・と言う方でも、
具体的に『コレ』に反応すると言える方はほとんどいないのが現実。
24時間換気が原則であっても、高気密は避けた方がいい場合もあると思います。
どうやら、前々支部長の考えていたことにヒットしてしまったようでした。
話がいろいろと盛り上がりかけていたのですが・・・。
『朝、おぎだとき、布団さ雪がぱやっと積もってる、むがしの家が一番健康だんだ!』
同じテーブルに座っていた、某社長の発言で話は一掃されてしまいました。
話には聞いたことがありますが、隙間だらけの昔の家では、
雪が吹き込んでくることもあったとか。
自然換気だけに目を向ければ間違いないことですが、
機能性も快適性も日進月歩している中で、笑い話でも無茶な発言です。
間もなく、住宅版エコポイント制度も始まるようですが、断熱も気密も
機能性だけでなく暮らし方・住まい方など、色んな角度から検討したいですね。
最近購入した本で、ちょっとお薦めなのが、こちら。
住まいをお弁当箱に例えたり、切り口が斬新ですがなるほど納得の一冊。
ちょこっとしか登場しませんが、高気密・高断熱もある意味分かりやすいかも。
住まいの解剖図鑑―心地よい住宅を設計する仕組み 価格:¥ 1,890(税込) 発売日:2009-11-20 |
ふるとちかこ建築設計室http://www.c-fulltone.e-arc.jp/