昨年末に訪ねた塩竈。
1か月遅れになるのだけど、忘備録的に。
仙台でお目にかかった方たちが、塩竈へ行くなら是非にと進めてくださったのが、杉村惇美術館。
杉村惇氏、ご出身は東京で、現在の東京芸大卒業の画家。
ご両親が山形出身、お姉さんが仙台に嫁いでと、東北に縁があり、
戦火で焼け出された際、仙台に疎開、後に塩竈に転居。
以降、塩竈に魅了され、塩竈だからこその題材を描かれた様。
塩竈を愛して、塩竈に愛された。
作品は静物。緻密な作品が並んでいました。
黒で縁取りされた画風が印象的。
在学に20年ほどの時間差があるけれど、藤田嗣治の伝記的な本で、
芸大では、黒を使わない指導がされていたのではなかったかな。
読んではいないけど、著書のタイトルが【黒への収束】
戦争が終わっても、塩竈を気に入って、東京へ戻らなかったことと、
関係があるのでは?と、思うのは考えすぎか。
さて。
建物は、元々公民館だったものの2階を美術館にリノベしたらしい。
勧められた理由は、1階の大講堂を覗いて納得。
HPによると昭和26年竣工、大講堂は木骨編板構造(集成材)。
美しい曲線で構成された、大空間。
70年以上前に、この空間を作り上げる事って、先駆けているなぁと。
ここで、演奏会や発表会をした人は、脳裏に焼き付いているんじゃないかな。
旧亀井邸で、「あそこですよ」と教えてもらった。
なんだ、近いじゃんと思ったものの。
参道の階段を降りて(ここは登ってきたところだからいい)。
しかし、近付いていくと、目の前には階段が。
マジか~と躊躇う。登りましたけれど。
見終わって、次の目的地に向かうのも、傾斜。
リアス式海岸の特徴なんですね。
スマホのマップには、等高線が無いから。
坂道が続くなど、表示して欲しいと、しみじみ思った。
超しんどくて、すごく長い距離に感じた。笑
戻り確認すると、循環バスで移動した、平坦な所は、ほぼ埋立地だったらしい。
@ふると
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