親子で川柳を投句しています。
川柳「平番」に掲載された川柳をご紹介します。
近詠 淡路獏眠 選
「母親は金をかけずにアメとムチ」 ママ
淡路先生からのコメント
子育てに日々奮闘中の作者の生活を垣間見るような句だと思う。子育ては、叱っているだけでも駄目だし、褒めているだけでも駄目、さらにお金も掛けられないから、そこに母親の知恵が働くのだと思います。
「川柳は字余りなんて関係ねぇ」 長男
淡路先生からのコメント
さすが作者です。「字余りは関係ない」と詠んでおられますが、下5の「関係ねぇ」と普通なら「関係ねえ」と字余りになるのですが、そこは、一味も二味も違う作者で、小さい「ぇ(捨て字)」にすることで、字余りにならないように作られているのには驚きました。
「おかあさんやさしいひとがすきなんだ」 次女
淡路先生からのコメント
この句から、お母さんの優しさがすごく伝わってきます。きっと作者もお母さんと同じように優しい人に育っていくことでしょうね。
平番ワンポイントアドバイス淡路獏眠
原 「散歩道野花アップで立ち止まり」 ママ
いつでもブログなどへのネタを探している姿を詠まれた見つけは良いのですが、下5の「立ち止まり」と連用形止めにされているのが気になります。連用形止めですと、続く感じがして下5が軽い感じがしてしまいますので、ここは、「立ち止まる」と終止形で言いきった方が良いと思います。
添 「散歩道野花アップで立ち止まる」
原 「宿題を涙で汚す一年生」 ママ
小学校に入られた子どもさんという着眼点は良いのですが、下の句の「一年生」が六音字で字余りになっています。ここは、「一年生」とは限りませんが「ランドセル」として、「ランドセル」の言葉で、一年生を連想させるようにしたら良いと思います。
添 「宿題を涙で汚すランドセル」
課題吟「元気」 田原 せいけん 選 (佐賀県)
「すきなうたげんきなこえでうたうんだ」 次女
「孫悟空最後の切り札元気玉」 長男
「子どもから元気吸い取り若返る」 ママ
宿題「うきうき」 飛田 陽子 選
「母の日に感謝の手紙開ける時」 ママ
宿題 「頭」 淡路 獏眠 選
「2こむすびかわいいかみにしたいんだ」 次女
「妹の頭の中はクルクルパー」 長男
「頭から食べれば偉くなるししゃも」 ママ
「頭から転ぶ子どもに手の指導」 ママ
番傘各地句報 (4月句会) 森口 美羽 抄
「浮輪乗り広いプールで流れたい」 (小5)長男
「キラキラのみずふうせんがだいすきよ」 (小1)次女
「キラキラの涙浮かべて卒園歌」 ママ
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
今回の7月号に掲載された句は次女が苦戦しました。
次女が「川柳はやりたくない」と言いだしたからです。
そんな時、車で「頭は?」とお題を言うと次女が「わからん」と言い張って、長男が「妹の頭の中はクルクルパー」と言ったのでした。
次女もわざと言わなかったり、言ったりします。
長男は川柳を次女と苦戦していると急に言い始めたりします。
「言いなさい」とせめてもいい句はできません。
考えやすいような環境を作るようにしたり、初めてのことや経験した時に聞くようにしてます。
お母さんも頭をフル回転させて、川柳の投句に取り組んでます。
長男の「川柳は字余りなんて関係ねぇ」と詠みましたが、こんなに先生にほめていただけるなんて思いませんでした。
先生は「ぇ」としたところを褒めてくださっています。
私はこの句を聞いた時、長男は字余りを気にしないで川柳を作っているから作るのが早いのだなあと思いました。
575を気にせずに自由に詠んでもいいと長男は感じているんだと思います。
ワンポイントアドバイスにあるように、字余りは防ぐ方がいいということはよくわかりました。
他の短い言葉に置き換えたりして、字余りを防ぐということはたくさんの言葉を知っていないといけないということです。
川柳は国語の勉強になるなあと思います。
川柳って国語で詳しく習うことはありません。
でも、とても役立つなあと感じることが増えました。
くじけそうなこともありますが、これからも親子でがんばっていこうと思います。
川柳「平番」に掲載された川柳をご紹介します。
近詠 淡路獏眠 選
「母親は金をかけずにアメとムチ」 ママ
淡路先生からのコメント
子育てに日々奮闘中の作者の生活を垣間見るような句だと思う。子育ては、叱っているだけでも駄目だし、褒めているだけでも駄目、さらにお金も掛けられないから、そこに母親の知恵が働くのだと思います。
「川柳は字余りなんて関係ねぇ」 長男
淡路先生からのコメント
さすが作者です。「字余りは関係ない」と詠んでおられますが、下5の「関係ねぇ」と普通なら「関係ねえ」と字余りになるのですが、そこは、一味も二味も違う作者で、小さい「ぇ(捨て字)」にすることで、字余りにならないように作られているのには驚きました。
「おかあさんやさしいひとがすきなんだ」 次女
淡路先生からのコメント
この句から、お母さんの優しさがすごく伝わってきます。きっと作者もお母さんと同じように優しい人に育っていくことでしょうね。
平番ワンポイントアドバイス淡路獏眠
原 「散歩道野花アップで立ち止まり」 ママ
いつでもブログなどへのネタを探している姿を詠まれた見つけは良いのですが、下5の「立ち止まり」と連用形止めにされているのが気になります。連用形止めですと、続く感じがして下5が軽い感じがしてしまいますので、ここは、「立ち止まる」と終止形で言いきった方が良いと思います。
添 「散歩道野花アップで立ち止まる」
原 「宿題を涙で汚す一年生」 ママ
小学校に入られた子どもさんという着眼点は良いのですが、下の句の「一年生」が六音字で字余りになっています。ここは、「一年生」とは限りませんが「ランドセル」として、「ランドセル」の言葉で、一年生を連想させるようにしたら良いと思います。
添 「宿題を涙で汚すランドセル」
課題吟「元気」 田原 せいけん 選 (佐賀県)
「すきなうたげんきなこえでうたうんだ」 次女
「孫悟空最後の切り札元気玉」 長男
「子どもから元気吸い取り若返る」 ママ
宿題「うきうき」 飛田 陽子 選
「母の日に感謝の手紙開ける時」 ママ
宿題 「頭」 淡路 獏眠 選
「2こむすびかわいいかみにしたいんだ」 次女
「妹の頭の中はクルクルパー」 長男
「頭から食べれば偉くなるししゃも」 ママ
「頭から転ぶ子どもに手の指導」 ママ
番傘各地句報 (4月句会) 森口 美羽 抄
「浮輪乗り広いプールで流れたい」 (小5)長男
「キラキラのみずふうせんがだいすきよ」 (小1)次女
「キラキラの涙浮かべて卒園歌」 ママ
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
今回の7月号に掲載された句は次女が苦戦しました。
次女が「川柳はやりたくない」と言いだしたからです。
そんな時、車で「頭は?」とお題を言うと次女が「わからん」と言い張って、長男が「妹の頭の中はクルクルパー」と言ったのでした。
次女もわざと言わなかったり、言ったりします。
長男は川柳を次女と苦戦していると急に言い始めたりします。
「言いなさい」とせめてもいい句はできません。
考えやすいような環境を作るようにしたり、初めてのことや経験した時に聞くようにしてます。
お母さんも頭をフル回転させて、川柳の投句に取り組んでます。
長男の「川柳は字余りなんて関係ねぇ」と詠みましたが、こんなに先生にほめていただけるなんて思いませんでした。
先生は「ぇ」としたところを褒めてくださっています。
私はこの句を聞いた時、長男は字余りを気にしないで川柳を作っているから作るのが早いのだなあと思いました。
575を気にせずに自由に詠んでもいいと長男は感じているんだと思います。
ワンポイントアドバイスにあるように、字余りは防ぐ方がいいということはよくわかりました。
他の短い言葉に置き換えたりして、字余りを防ぐということはたくさんの言葉を知っていないといけないということです。
川柳は国語の勉強になるなあと思います。
川柳って国語で詳しく習うことはありません。
でも、とても役立つなあと感じることが増えました。
くじけそうなこともありますが、これからも親子でがんばっていこうと思います。