☆史上最強の法則-海外支局☆

☆The Unrivaled Principle in History☆

人生波乱万丈

2007-08-13 18:13:02 | ネコたちの法則
コテツと共に幸せな第2の人生を歩んでいたアタイですが・・・・・
突然、ベトナム赴任の辞令が下されました!
といってもアタイが辞令を貰った訳ではありません。念のため。

当初ご主人様は、コテツと離れ離れにするのは可哀想だし、飛行機に閉じ込めるのも可哀想だから、アタイは置いていこうと思っていたらしいのですが、如何せんアタイは目が見えないので、人間に依存しなければ生きていけません。
人間の世界には体の不自由な方の生活をサポートするために、介助犬なる存在がありますが、
アタイには文字通りの介助人が必要なのです。

一体、アタイの運命はどうなるんだろうと思いコテツに相談してみました。

コ 『大丈夫。アタイからもご主人様にチョビを連れて行ってくれるようにお願いしておくから。』

チ 『でも、そうするとコテっちゃんと・・・・・・』
涙が止めども無く溢れてきてコテツの顔をまともに見れません↓


コ 『ダメよ、そんなこと言っちゃ。アタイまで・・・・・』

チ 『コテっちゃん・・・・・』

コ 『アタイの事は気にしないで、アンタは第3の人生に旅立ちなさい。
   アタイは独りでも生きて行けるから。
   アンタと離れ離れになるのはツライけど、頑張って生きていくわ。』

と、コテっちゃんもアタイと別れて暮らすのは淋しいだろうに、必死で涙をこらえています。

さすがアネキ分です。
気丈にもご主人さまに直訴してくれました↓


このコテツの必死のお願いが効いたのか、ご主人様もコテツの言い分を認めてくれて、アタイをベトナムへ帯同することになりました。

さあ、これからが大変です。
やれ狂犬病の予防接種やら四種ワクチンやら、ブスブスと注射されたあげくに、抗体ができているかどうかの確認のために、採血されました。
もともとネコの血管はとても細くて、毛が密集している上からは血管がどこにあるのか分からないので、
前足をスネの部分をジョリジョリと剃られ、地肌の上から採血です↓


結果、無事抗体ができていることが確認され、検疫に必要な書類も全て準備万端、あとは出発を待つばかり。

飛行機の中はとても寒くて、オシッコしたいけどいつものトイレの臭いがしないので、ずーっと我慢してました。
我慢し続ける事約5時間。いや家を出るときから数えると都合約9時間位、ゲージにとじこめられ放しです。
ゲージにはアタイのオシッコの臭いがついたトイレシートを敷いてくれていたのですが、極度の緊張のあまり自分のオシッコの臭いを忘れてしまい、ずーっと我慢してました。

なんとかお漏らしせずに、ノイバイ空港に着いたのですが、ここからが勝負です。

ここから更に車で2時間半走らなければ、アタイの新居には到着しないそうです。
もう我慢の限界です。

そんなことよりも、もっと危険な関門を通過しなければならない事をすっかり忘れてました。
そう、検疫です。
検疫のために空港で一時預かりにされないように、書類はバッチリ揃えてきたのですが、果たして現地の係官が理解してくれるかどうか、甚だ疑問です。
それに、ベトナムでは犬やネコを食べるそうですから、一時預かりになった日には食べられてしまうのは間違いありません。
それを考えると怖くて怖くて、オシッコの事は忘れてしまいました・・・・・・

<食うか食われるか?チョビの運命は如何に?まさかこんな結末が用意されていようとは・・・
乞う!ご期待!>