☆史上最強の法則-海外支局☆

☆The Unrivaled Principle in History☆

NZTの法則1~非SS系

2010-04-09 19:00:00 | ダービー馬を探せ!2010
 中山開催となって今年で11年目を迎えるNHKマイルカップのトライアル戦であるニュージランドトロフィー。だが、当初のJRAの目論見は大外れで、ここで3着以内に入り本番で1着になったのは、過去10年で、06年3着のロジックと昨年3着のアッと驚くジョーカプチーノの2頭しかいない。

 範囲を広げてみても、本番で2着になったのは、03年1着のエイシンツルギザンと06年2着のファイングレインの2頭のみで、本番で3着になったのは、00年2着マチカネホクシンと07年3着のワールドハンター。
 全く以って、改悪としか言いようがないJRAの番組編成である。

 それはさておき、ご覧の通り血統傾向的には、非SS系が中心。なぜなら、SS系産駒の有力どころのほとんどは、王道である皐月賞⇒ダービーへ駒を進め、ここに出てくるのは、言っちゃあ悪いがクラシック戦線では一枚落ちるSS系であり、非SS系の出番となっているということは容易に推測できる。

 参考までに、前開催と今開催の中山芝1600mの血統傾向を↓

 前開催では新種牡馬・ロブロイを筆頭に父SS系が大活躍だったが、今開催になった途端にサッパリ。前開催から変わらずにちょくちょく顔を出しているのは、グレイソブリン系とプリンスリーギフト系、ロベルト系、そしてキンカメの4系統。

=つづく=



桜の法則3~オカルト

2010-04-09 18:00:00 | 牝馬の法則
 チューリップ賞組が桜花賞で相性が好いことはつとに知られている。そして、その傾向は馬場改修となった07年以降も変わらない。07年チューリップ賞でワン・ツーを決めたウオッカとダスカが、着順は入れ替わったものの桜でもワン・ツー。そして、昨年はブエナビスタがチューリップ賞、桜を連覇。
だが、そこには、ある都市伝説が隠されていることは、あまり知られていない。

■2007年
チューリップ賞3着のカタマチボタンの父ダンスインザダークが、桜花賞でレインダンスの父として3着に入った。

■2008年
チューリップ賞3着のオディールの父はクロフネ。そのクロフネの父であるフレンチデピュティは、桜花賞1着レジネッタの父。

■2009年
チューリップ賞3着のルージュバンブーの父マリエンバードは、ニジンスキー系カーリアンの直仔。そして桜花賞では、そのカーリアンを母父に持つブエナビスタとレッドディザイアが1、2着。

 と、このようにチューリップ賞3着の父が、桜花賞で1~3着馬の父あるいは母父にリンクしているのだ。

 となると、今年は必然的にキングカメハメハは、鉄板ということになる。ここでもやはり、今年はキンカメの年となる予兆が現れているのではないだろうか。

信じるか信じないかはあなた次第!

=つづく=



桜の法則2~10頭立て

2010-04-09 01:13:17 | 牝馬の法則
 キンカメ産駒にはがんばって欲しいものの、やっぱり気になるSS系。なんせ、新装なった07年以降でもその勢いは止まることを知らないのだ。

 SS産駒が初めて桜花賞に出走した95年以降の15年間で、父SS系は6-9-11。配合相手別では、もともと桜花賞とは相性の好かったノーザン系が5-4-9とほとんどを占める。

今年の出走予定馬の中で逆パターンを含むSS系×ノーザン系は…
④コスモネモシン…ロブロイ×シングスピール
⑥ワイルドラズベリー…ファルブラヴ×SS
⑦タガノエリザベート…スペシャルウィーク×ストームバード
⑬アニメイトバイオ…ロブロイ×フレンチデピュティ
⑭ジュエルオブナイル…デュランダル×ラストタイクーン
…の5頭。だが、この5頭はJRAのHPに載っている「データ分析」と競馬ラボの「GI機密データファイル」によると、早々と消えてしまうのだ。

【消去法1】
芝1600m以上戦で勝利実績のない馬…0-0-0-21/未経験馬:0-0-0-7

【消去2】
過去10年で3着以内30頭のうち28頭がデビュー戦3着以内

消去結果はこちら↓

なんと、父SS系、母父SSともに2頭のみで、キンカメ産駒の4頭は無傷で残った。これまで、単なる身勝手な希望的観測だったのが、これでデータ的にも裏付けされたことになりはしまいか。
 
 まあ、一応、残ったSS系を持つ馬の分析をしておくと、過去SS系×ナスルーラ系と×ミスプロ系の二つに分類されるが、前者は過去15年で0-1-1(逆パターン含む)で、後者は1-2-0(逆パターン含む)である。いずれも心許ないが、どちらかと言えば、勝ち星はないがらもSS系×グレイソブリン系が一致する前者の方か。
☆ ②ギンザボナンザ…ロブロイ×トニービン
☆ ③アプリコットフィズ…ジャンポケ×SS
 
 というわけで、今年の桜花賞は10頭立て!!
あとは、JRAのHPと競馬ラボに他の消去データが載っているので、各自でそちらを活用して絞り込んでみてはいかがだろうか?

 ちなみに、前走着順別成績については、競馬ラボでは「過去10年で連対馬20頭のうち18頭が前走4着以内」と書いているが、JRAのHPのデータを集計すると「17頭」にしかならない。まあ、どちらかが間違えているだけと思いますが、こういったものは正確を期さないとね。

=つづく=

桜の法則1~Epoch Making

2010-04-09 00:00:00 | 牝馬の法則
 91年に日本に輸入され種牡馬生活をスタートさせた「平成の黒船」サンデーサイレンス。その産駒が初めてクラシックに参戦したのは95年。以来、障害を除く殆んどの重賞をかっさらっていった。今週行なわれる桜花賞では、いきなりダンスパートナーとプライムステージが2着、3着に入ったものの、なかなか勝てずじまいで、初制覇は00年のチアズグレイスまで待たねばならない。ラストクロップは03年産れなのだが、キッチリとアドマイヤキッスを2着に送り込み、その偉大さを見せつけた。また、その後継種牡馬たちも、父には遠く及ばないものの数に任せて大暴れ。なんせ95年以降、98年を除く全ての年において、SS系産駒が必ず1頭は3着以内に入っている。新装なった07年以降でも、その勢いは止まることを知らない。

 だが、55年の保守合同以来、実に50年余り政権に居座った自民党の凋落を引き合いに出すまでもなく、驕れる者は久しからず、盛者必衰の理を現すのは世の常。競馬界においてもまた然り。時代は正に潮目を迎えているのだ。
 かといって、これまで、ポストSSと喧伝されながらも、たまに活躍馬は出すもののSS系を凌駕するほどの勢力を築けなかったクロフネ、ジャンポケ、そしてシンクリ、グラスワンダー、タニギムをはじめとするロベルト系に、期待するのは酷というもの。ここは若き種牡馬キングカメハメハの出番だろう。3着以内に1頭を送り込むようなセコイ真似ではなく、チューリップ賞のように1着~3着までをキンカメ産駒で独占して欲しいものだ。

☆ ①ショウリュウムーン…キンカメ×ダンスインザダーク
☆ ⑨アパパネ…キンカメ×ソルトレイク
☆ ⑩レディアルバローザ…キンカメ×テハノラン
☆ ⑪エーシンリターンズ…キンカメ×キャロルハウス


 後になって振り返ってみれば、2010年はSS系全盛に終止符を打つ、エポックメイキングな年になるような気がしてならない今年の桜花賞、否、クラシック戦線の幕開けだ。

=つづく=