■血統傾向■*過去10年
父SS系は【5-4-9】と勝ち切れないケースが多く、ここ2年は父にも母父にもSS系の血を持たない馬が勝っている。
父SS系の中で複数回馬券になっているのは、マーベラスサンデー【3-0-1】とアドマイヤベガ【0-1-3】の2頭だが、これはリピーターのネヴァブションとトウショウシロッコの2頭に拠るところが大きい。
<マーベラスサンデー産駒>
シルクフェイマス…06年1着(5番人気)
ネヴァブション…09年(4番人気)・10年(5番人気)1着、11年3着(3番人気)
<アドマイヤベガ産駒>
インテレット…07年2着(5番人気)
ブラックアルタイル…08年3着(6番人気)
トウショウシロッコ…09年(7番人気)・10年(3番人気)3着
上記2頭以外の二代目SS系で馬券になっているのは、昨年2着ナカヤマナイトの父ステイゴールドと同3着ゲシュタルトの父マンハッタンカフェの2頭のみなので、父SS系以外にも付け入る隙は十分にある。
また、リピーター込みでの父SS系以外で目につくのは、次のとおり。
<リファール系:2-1-2>
03年1着マグナーテン(1番人気)…母父ルネンジョン
04年1着ダンツジャッジ(2番人気)…母父ナスルエルアラブ
09年・10年3着トウショウシロッコ…母父ニッポーテイオー
10年2着シャドウゲイト(9番人気)…父ホワイトマズル
<ニジンスキー系:1-3-0>
04年2着ウインジェネラーレ(3番人気)…母父ヤマニンスキー
06年1着シルクフェイマス(5番人気)…母父カーリアン
06年2着フサイチアウステル(2番人気)…母父グリーンダンサー
11年2着ミヤビランベリ(6番人気)…母父ホリスキー
<ノーザンテースト系:2-2-0>
05年2着(3番人気)、08年1着(2番人気)、09年2着(2番人気)エアシェイディ…母父NT
11年1着トーセンジョーダン(1番人気)…母父NT
<ネヴァーベンド系:3-0-2>
05年1着クラフトワーク(1番人気)…母父パドスール
07年3着シルクネクサス(6番人気)母父スターリフト
09年・10年1着、11年3着ネヴァブション…母父ミルリーフ
<グレイソブリン系:2-1-0>
04年2着ウインジェネラーレ…父タマモクロス
11年1着トーセンジョーダン…父ジャングルポケット
12年1着ルーラーシップ…母父トニービン
■1回中山芝2200m傾向■
当該コースは、月曜日にもう一鞍行なわれる予定だったが、雪で延期になり、ここまでで二鞍しか行われていない。
複数回馬券になっているのは、父SS系は【1-2-0】、キングマンボ系【1-0-1】(キングズベスト1勝、キングカメハメハ3着1回)、ダンチヒ系【1-0-1】(母父デザートプリンス1勝、父タイガーヒル3着1回)の3頭。
■人気■*過去10年
1番人気は【4-0-0-6】で、頭あってのヒモなしタイプで、買うなら頭。馬券率40%で信頼度はイマイチだが、ここ2年はキッチリと勝っている。
軸としての信頼度ならば、1番人気よりも【3-3-1-3】の馬券率70%の2番人気がお勧め。
なお10番人気以下は【0-0-0-31】と、一度も馬券になったことがない。
■枠番&馬番■*過去10年
<出目>
<枠番別成績>
1枠~4枠:3-4-4-37 勝率6.3% 連対率14.6% 複勝率22.9%
5枠~8枠:7-6-6-54 勝率9.6% 連対率17.8% 複勝率26.0%
距離が2200mもあれば、枠の有利不利はなさそうだが、5枠~8枠の方が若干ながらも各率では優勢となっている。
<馬番別成績>
1番~9番が【9-6-8-67/90】と10番以降【1-4-2-24/31】を大きく上回っているが、これは、過去10年でフルゲートになったのは08年の一回しかなく、あとは出走頭数が10頭~13頭と少頭数で行なわれるため、10番以降の馬番のサンプル数が少なくなっているからである。
今年も登録段階で13頭と、例年通りの出走頭数となりそうなので、枠番・馬番は気にしなくてもよい。
■重賞実績■
先週の古馬重賞の日経新春杯はハンデ戦のG2だったので、格と同時に勢いも考慮しなければならなかったが、AJCCは別定戦のG2なので、何と言っても格を重視。
直近4年の勝ち馬すべてにG2勝利実績があることが、それを裏付ける。
<G2勝利実績馬~過去4年>
09年1着ネヴァブション(4番人気)…07年日経賞
10年1着ネヴァブション(5番人気)…09年AJCC
11年1着トーセンジョーダン(1番人気)…10年ア共杯
12年1着ルーラーシップ(1番人気)…11年金鯱賞・日経新春杯
G2に限らず重賞勝利は欲しい所で、該当馬は過去10年で【8-5-3】である。
百歩譲っても重賞5着以内というのが、AJCCの脚切りラインで、過去10年で3着以内に入った30頭中、29頭は重賞で5着以内の実績があり、唯一の例外は08年3着のブラックアルタイル(6番人気・重賞未出走)一頭のみである。
<重賞着順別成績>
1着:8-5-3
2着:1-3-3
3着:0-1-1
4着:0-0-2
5着:1-1-0
そのブラックアルタイルは、前走1600万下を勝ち上がった上がり馬で、ブラックアルタイルの他で同様に1600万下1着からAJCCで馬券になったのは、04年2着ウインジェネラーレ(3番人気)、07年1着マツリダゴッホ(2番人気)がおり、ウインとマツリダは、上位人気に推されていたという共通点がある。
父SS系は【5-4-9】と勝ち切れないケースが多く、ここ2年は父にも母父にもSS系の血を持たない馬が勝っている。
父SS系の中で複数回馬券になっているのは、マーベラスサンデー【3-0-1】とアドマイヤベガ【0-1-3】の2頭だが、これはリピーターのネヴァブションとトウショウシロッコの2頭に拠るところが大きい。
<マーベラスサンデー産駒>
シルクフェイマス…06年1着(5番人気)
ネヴァブション…09年(4番人気)・10年(5番人気)1着、11年3着(3番人気)
<アドマイヤベガ産駒>
インテレット…07年2着(5番人気)
ブラックアルタイル…08年3着(6番人気)
トウショウシロッコ…09年(7番人気)・10年(3番人気)3着
上記2頭以外の二代目SS系で馬券になっているのは、昨年2着ナカヤマナイトの父ステイゴールドと同3着ゲシュタルトの父マンハッタンカフェの2頭のみなので、父SS系以外にも付け入る隙は十分にある。
また、リピーター込みでの父SS系以外で目につくのは、次のとおり。
<リファール系:2-1-2>
03年1着マグナーテン(1番人気)…母父ルネンジョン
04年1着ダンツジャッジ(2番人気)…母父ナスルエルアラブ
09年・10年3着トウショウシロッコ…母父ニッポーテイオー
10年2着シャドウゲイト(9番人気)…父ホワイトマズル
<ニジンスキー系:1-3-0>
04年2着ウインジェネラーレ(3番人気)…母父ヤマニンスキー
06年1着シルクフェイマス(5番人気)…母父カーリアン
06年2着フサイチアウステル(2番人気)…母父グリーンダンサー
11年2着ミヤビランベリ(6番人気)…母父ホリスキー
<ノーザンテースト系:2-2-0>
05年2着(3番人気)、08年1着(2番人気)、09年2着(2番人気)エアシェイディ…母父NT
11年1着トーセンジョーダン(1番人気)…母父NT
<ネヴァーベンド系:3-0-2>
05年1着クラフトワーク(1番人気)…母父パドスール
07年3着シルクネクサス(6番人気)母父スターリフト
09年・10年1着、11年3着ネヴァブション…母父ミルリーフ
<グレイソブリン系:2-1-0>
04年2着ウインジェネラーレ…父タマモクロス
11年1着トーセンジョーダン…父ジャングルポケット
12年1着ルーラーシップ…母父トニービン
■1回中山芝2200m傾向■
当該コースは、月曜日にもう一鞍行なわれる予定だったが、雪で延期になり、ここまでで二鞍しか行われていない。
複数回馬券になっているのは、父SS系は【1-2-0】、キングマンボ系【1-0-1】(キングズベスト1勝、キングカメハメハ3着1回)、ダンチヒ系【1-0-1】(母父デザートプリンス1勝、父タイガーヒル3着1回)の3頭。
■人気■*過去10年
1番人気は【4-0-0-6】で、頭あってのヒモなしタイプで、買うなら頭。馬券率40%で信頼度はイマイチだが、ここ2年はキッチリと勝っている。
軸としての信頼度ならば、1番人気よりも【3-3-1-3】の馬券率70%の2番人気がお勧め。
なお10番人気以下は【0-0-0-31】と、一度も馬券になったことがない。
■枠番&馬番■*過去10年
<出目>
<枠番別成績>
1枠~4枠:3-4-4-37 勝率6.3% 連対率14.6% 複勝率22.9%
5枠~8枠:7-6-6-54 勝率9.6% 連対率17.8% 複勝率26.0%
距離が2200mもあれば、枠の有利不利はなさそうだが、5枠~8枠の方が若干ながらも各率では優勢となっている。
<馬番別成績>
1番~9番が【9-6-8-67/90】と10番以降【1-4-2-24/31】を大きく上回っているが、これは、過去10年でフルゲートになったのは08年の一回しかなく、あとは出走頭数が10頭~13頭と少頭数で行なわれるため、10番以降の馬番のサンプル数が少なくなっているからである。
今年も登録段階で13頭と、例年通りの出走頭数となりそうなので、枠番・馬番は気にしなくてもよい。
■重賞実績■
先週の古馬重賞の日経新春杯はハンデ戦のG2だったので、格と同時に勢いも考慮しなければならなかったが、AJCCは別定戦のG2なので、何と言っても格を重視。
直近4年の勝ち馬すべてにG2勝利実績があることが、それを裏付ける。
<G2勝利実績馬~過去4年>
09年1着ネヴァブション(4番人気)…07年日経賞
10年1着ネヴァブション(5番人気)…09年AJCC
11年1着トーセンジョーダン(1番人気)…10年ア共杯
12年1着ルーラーシップ(1番人気)…11年金鯱賞・日経新春杯
G2に限らず重賞勝利は欲しい所で、該当馬は過去10年で【8-5-3】である。
百歩譲っても重賞5着以内というのが、AJCCの脚切りラインで、過去10年で3着以内に入った30頭中、29頭は重賞で5着以内の実績があり、唯一の例外は08年3着のブラックアルタイル(6番人気・重賞未出走)一頭のみである。
<重賞着順別成績>
1着:8-5-3
2着:1-3-3
3着:0-1-1
4着:0-0-2
5着:1-1-0
そのブラックアルタイルは、前走1600万下を勝ち上がった上がり馬で、ブラックアルタイルの他で同様に1600万下1着からAJCCで馬券になったのは、04年2着ウインジェネラーレ(3番人気)、07年1着マツリダゴッホ(2番人気)がおり、ウインとマツリダは、上位人気に推されていたという共通点がある。