恵方巻き＆ポークピカタ

No.10「MS-07B／グフ」
Ｈ：18.2ｍ／Ｗ：58.5ｔ
今回は10月16日分の改訂版です。


第44回「グフ」
「グフ」は、「プロトタイプ・グフ」の３号機を原型機として量産されており、ジオン公国軍
製ＭＳとしては、初めて固定武装を搭載した機種となっています。開発は08型との競作が取ら
れていましたが、当初の数値を満たせなかったため、08型は５機が製作されたのみに留まり、
計画も07型へと統合されており、実験データも流用されています。原型機の段階で陸戦用とし
て対核装備が不要となり、代わりに堅牢で軽量な装甲が採用され、更に推進剤の減少、無重力
空間での脚部固定装置のマグネットなどが廃されており、この空間によって固定装備が可能に
なったと報告されています。しかし、Ａ型には固定装備よりも機体の生産が先行したため、初
期の32機は、固定武装を持っておらず、マニピュレーターや武装も「陸戦型ザクII」から流用
しています。また、Ｂ型の中でも初期生産機は新造部品が使われるなど、慎重な調整が行われ、
配備されたパイロットはかなりの戦績を挙げたと報告されています。
機体の生産は、月面グラナダ基地と北米キャリフォルニアベースにあった「陸戦型ザクII」の
ラインがそのまま転用され、「陸戦型ザクII」は生産中止となり、陸戦型の名機「ドム」が登
場するまでに320機程度が生産されたと言われています。量産された機体は、オデッサ、ジャ
ブロー攻略戦などに大量に投入されています。また、中にはマ＝クベ専用機として用意された
機体のように観賞用として製作された物もあるようです。