コキュートスの記憶

日々の出来事とか戦果(買い物)とか。
主にガンダムを中心にしています。

パレオロガス漂流 part5

2013年07月09日 | ゲームブック
前回、Gガスを運ぶパレオロガスを拿捕し、
今回は、内部の様子を調べることになります。

191:
周囲を警戒しつつゆっくりと歩いていたキミの鼻先を掠めて何か飛んだ。
と思うほとんど同時に、壁で何かが弾けたように細かい破片が散った。
撃たれたのだ、と音のない世界で実感できるまで一瞬の間があった。
右に入る通路にいる誰かがキミに拳銃を向けているのが目に入った。
・逃げる:187
・拳銃で撃つ:103
一応、応戦してみます。

103:
キミは膝をつき、低く構えて男に拳銃を向けた。その時、キミは男の
ノーマルスーツがティターンズのものであることに気づいた。
・4以下:061(END)
・5以上:100

100:
キミの放った銃弾は、男の手から拳銃を弾き飛ばした。男は横に跳んで
姿を消した。キミは拳銃を構え直して慎重に進んだ。
男が飛び込んだのは、キャビンに見えたが、覗いてみると細い通路が
続いていた。暗い中を透かして見るが、怪しい人影はない。
・男を追って通路に入る:126
・男に構わず、艦首方向へ進む:165
更に男を追いかけましょう。

126:
細い通路に入って進む内、キミは妙なことに気づいた。
キミの入って来た穴が戦闘で開いたものなら、艦内は死体で惨憺たる
状況になっている筈なのに、艦隊の破壊が目立つばかりで、血生臭さを
感じさせるものは全くない。まるで最初から無人だったようにも思える。
不気味さを感じながら歩く内に通路が分かれている所に差しかかった。
一本は右へ、一本は左に向かっている。
・右へ向かう:042
・左へ向かう:055
とある人物に会うために055へ進みます。

055:
左の通路を暫く進んだキミの前の暗がりで何かが動いた。目を凝らすと、
ティターンズのノーマルスーツを着た男が蹲っている。キミが拳銃を
向けると、男はゆっくりと両手を上げた。
「そんな物騒なもんを向けんでくれ。大丈夫、動きたくても動けんのだ。
骨を折ったらしい」
キミは拳銃を向けたままで、男の横に膝をついた。
「さっきの艦隊の逃げ遅れか?」
「そういうことだ。お前はエゥーゴだろ?投降する。モルヒネはないか?
痛くてかなわん」
「ティターンズにしては、割り切ったことを言うんだな」
「先の見通しも立たんのに戦う程バカじゃないさ」男は鼻を鳴らした。
「ひとつ教えてくれないか?このパレオロガスはどうなっているんだ?」
キミが尋ねると、男はペシミスティックな笑いを浮かべた。
「バカな話さ。船倉でどっかのアホがミスをやらかしたのか、突発的な
事故でもあったのか…どっちか知らんが、Gガスが漏れたんだよ。
ろくな処置もできない内に殆どのクルーが死んだ。生き残ったヤツらは
仲間の死体を掻き集め、ランチで脱出さ。スケルトンスタッフ(最小限の
人数という意味らしいです)も確保できない状況じゃあ、連鎖事故が
恐かったんだろうな」
突然、鋼鉄のガス室と化したパレオロガス…キミは周囲の真空の冷たさが
急に増したように感じた。
「こんな汎用輸送艦でGガスを運ぼうってのがどだい無理だったんだ…
ティターンズのガス輸送艦の建造費が汎用輸送艦の何倍か…定期点検に
どれ位の手間をかけているか知ってるか?力を使おうと思ったら、それ
相応の投資と用心が必要なんだ。油断したら火傷する」
「Gガスには力がありすぎる…」キミは呟いた。
「そういうことだ。でも、アクシズは諦めないだろうぜ」
その時、背後で人の気配がした。振り向くとアクシズのノーマルスーツを
着た男がキミたち2人に拳銃を向けていた。
・身を躱す:047
・拳銃で男を撃つ:185
一応、どちらも同じルートに行きますが、047の方が安全です。

047:
キミが跳ぶより早く、ティターンズの男が腰の後ろに隠していたらしい
拳銃を抜いて撃った。アクシズのノーマルスーツの胸辺りに穴が開く。
不自然に傾いだ身体は、大きめのビーズのような球になった血を
キラキラと撒き散らしながら漂い、流れて行った。
「拳銃を持っていたのか?何故、ボクを撃たなかった?」
「言ったろう。戦う時期を見定めんとな」
「調子が良いだけのように見えるな」
「理屈を捏ねとる暇があったら、礼のひとつも言わんか。命の恩人に」
・文句言ってると、助けてやらないぞ:030
185:
男との会話の間に、完全に緊張が解けてしまった筋肉に無理矢理活を
入れつつ、キミは身体ごと左を向き、拳銃を構えようとした。
だが、男は既にキミを狙っているのだ。
この一瞬、反撃する間もなく、撃ち殺されることに対する純粋な恐怖が
キミの血を凍らせる。
・8以下:164(END)
・9以上:183
183:
キミが発砲するのと同時に、ティターンズの男も腰の後ろに隠していた
らしい拳銃を撃った。肩と腹に銃弾を喰らい、アクシズの男は仰け反り、
流れて行った。
「拳銃を持っていたのか?何故、ボクを撃たなかった?」
「言ったろう。戦う時期を見定めんとな」
「調子が良いだけのように見えるな」
「理屈を捏ねとる暇があったら、礼のひとつも言わんか。命の恩人に」
・文句言ってると、助けてやらないぞ:030

030:
キミの通信機にかなり乱れた電波が入った。アーガマのブリッジらしい。
「アーガマか?よく聞こえない…もっとゆっくり」
途切れ途切れの通信の内容を何とか聞き取ったキミは、男に肩を貸した。
「おい、応急処置もナシかよ」
「歩けないようなら置いていく。ランチまでガマンするんだな」
キミは通信で教えられた大体の方向と勘を頼りにランチが接舷している
エアロックに辿り着いた。
「カミーユ!何をやってたの?敵艦を独りで彷徨くなんて」
詰め寄って来るエマを見て、キミはいささかげんなりした。彼女の
説教がましい口調に心の中で舌を出す。
「スミマセン。医療班を頼みます」
「この男は?」キミの肩に掴まり、呻く男を見てエマが尋ねた。
「ティターンズの艦隊の逃げ遅れで…情報を持っています。
パレオロガスのGガスは…」
「Gガス漏れの件は知っているわ。今、残っているGガスの投棄と艦内の
探索をやっています。それが終わったら、この空域から退避するわよ」
「パレオロガスは曳航していかないんですか?」
「それ程の価値はないし、モタモタしていると、アクシズが来るわ。
アーガマのセンサーがキャッチしたの」
「じゃあ、ボクはゼータで待機します」
駆け出そうとしたキミの肩をエマが掴んだ。
「アクシズと一戦交える前に、もう一仕事あるかも知れないわよ」
「どういう意味ですか?」
「工作員が今まで捕まえたので全員だと思う?」
エマの目に不安げな影が差した。
「今、アーガマのクルーはパレオロガスとアーガマに分散している-
戦闘の直前に何か起こされたら…」
「エマさんの言うことは判ります。ボクも用心しますよ」
アクシズが来る?何故、今?」
・ゼータに乗り込む:073
・パレオロガスの艦内を歩いてみる:095

ちゅーこって、一息ついたとこで、次回に続きます。
艦内の行動によってはティターンズ兵に会わずにブリッジの
メインコンソールからGガスが漏れたという記録を発見したり、
船倉で1本だけ空になったGガスのコンテナを発見したり、
とあるキャビンで苦悶の表情を浮かべる死体を発見したりして、
艦内の出来事に気づいたりします。
取り敢えず、ティターンズ兵に遭遇するルートでやってみました。
コメント
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