今回は辿り忘れていた事象に会っていきます。
084から病院を脱出せずに成り行きに任せてみます。
038:
夜中に起こされ、病院を移ることになります。
外に出ると、救急車と言うよりは護送車と言った感じの車が停まって
いて、厳つい体を白衣に包んだ男たちがキミを抱えるようにして車に
乗せた。誰もが必要以上のことを喋ろうとしない。
車はかなり飛ばしていた。窓から見える景色は港の下の住宅街のよう
だ。
パン、という音とガクンという衝撃はほとんど同時だった。車は後部
を激しく振って蛇行を始める。男たちの1人が椅子から放り出された。
車は左の塀にサイドを擦りつけてやっと止まった。
─パンクか…─
ぶつけた頭の痛みに顔をしかめながら目を開けると、サブマシンガン
を構え、こちらに走って来る一団が見えた。
─違う、襲撃だ!─
リーダー格が後部ドアを跳ね上げ、外に転がり出た。その手にはいつ
の間にか拳銃が握られている。男たちもやや遅れて続き、サブマシン
ガンとの間で銃撃戦が始まった。
─何だ?ヤツらの狙いはオレなのか?─
・右の塀を乗り越えて逃げる:019
・左の塀を乗り越えて逃げる:170
・そのまま車の中に隠れている:139
そのまま車にいるのは危険なので、とにかく逃げます。
019:
アスファルトの上でサブマシンガンの銃弾が弾ける中、姿勢を低くし
て一気に駆け抜け、塀の下で思い切りジャンプする。塀の上端に手が
かかった。
よく刈り込まれた芝生の上に降り立ったキミは、しばらくそのまま息
を潜めていた。
─どっかの会社重役邸の庭って感じだな─
ウウ、と何かが短く呻る声が聞こえたかと思うと、大形の獣が土を蹴
る音が急速に接近して来た。ライオン位はありそうな犬が吠え立てな
がら走って来るのを見て、キミの体は凍りついた。
・塀に飛びつく:090
・塀に沿って右へ走る:025
・塀に沿って左へ走る:067
また、塀に戻ると死亡フラグなので、走って逃げます。
025:
肩越しに振り向くと、犬が向きを変えて追って来るのが見えた。
その肉の垂れ下がった面に一発喰らわしてやりたい衝動に狩られたが、
キミは走り続けた。相手はただの犬コロではない。2、3人は噛み殺
してそうな面構えだ。
・屋敷に飛び込む:168
・屋敷の脇を走り抜ける:114
極力、人に会っておきたいので168へ進みます。
168:
一瞬、ガラス代の請求書がチラついたが、靴を脱いでとやっている時
間はない。キミは顔面を両腕でブロックし、地面を蹴った。
派手な音を立ててガラスは割れ、キミは居間らしい一室に飛び込んだ。
フンワリとしたカーペットの上で転がったキミは、そのままパッと立
ち上がる。犬が割れた窓の前まで走って来たのを見て、手近なドアを
開け、廊下に出る。
閉めたドアに背中を預けて一息つく。
「動くな!」
突然、男の声がした。廊下の灯りがパッと点き、キミの前に中年のお
じさんが立っているのが見えた。
男の後ろから妻らしい婦人が姿を現した。
男はピタリとキミの胸を狙ったままで怒鳴った。
「早く26分署のスタイナーに電話しろ」
「ご主人…」
キミは男に声をかけた。
「警察へ連絡するのは、ちょっと待ってはくれませんか?」
「私は閉じ込められていた病院と、私を狙っているゴロツキの両方か
ら追われているんです」
「悪いヤツは皆そう言うんだ。何をやっとる、早く電話せんか」
男は取りつく島もない。
・実力で警察への電話を阻止する:178
・家の外へ逃げ出す:097
無理強いはよくないので、このまま外へと逃げ出します。
ちゅーとこで、緊張の中、次週に続きます。
084から病院を脱出せずに成り行きに任せてみます。
038:
夜中に起こされ、病院を移ることになります。
外に出ると、救急車と言うよりは護送車と言った感じの車が停まって
いて、厳つい体を白衣に包んだ男たちがキミを抱えるようにして車に
乗せた。誰もが必要以上のことを喋ろうとしない。
車はかなり飛ばしていた。窓から見える景色は港の下の住宅街のよう
だ。
パン、という音とガクンという衝撃はほとんど同時だった。車は後部
を激しく振って蛇行を始める。男たちの1人が椅子から放り出された。
車は左の塀にサイドを擦りつけてやっと止まった。
─パンクか…─
ぶつけた頭の痛みに顔をしかめながら目を開けると、サブマシンガン
を構え、こちらに走って来る一団が見えた。
─違う、襲撃だ!─
リーダー格が後部ドアを跳ね上げ、外に転がり出た。その手にはいつ
の間にか拳銃が握られている。男たちもやや遅れて続き、サブマシン
ガンとの間で銃撃戦が始まった。
─何だ?ヤツらの狙いはオレなのか?─
・右の塀を乗り越えて逃げる:019
・左の塀を乗り越えて逃げる:170
・そのまま車の中に隠れている:139
そのまま車にいるのは危険なので、とにかく逃げます。
019:
アスファルトの上でサブマシンガンの銃弾が弾ける中、姿勢を低くし
て一気に駆け抜け、塀の下で思い切りジャンプする。塀の上端に手が
かかった。
よく刈り込まれた芝生の上に降り立ったキミは、しばらくそのまま息
を潜めていた。
─どっかの会社重役邸の庭って感じだな─
ウウ、と何かが短く呻る声が聞こえたかと思うと、大形の獣が土を蹴
る音が急速に接近して来た。ライオン位はありそうな犬が吠え立てな
がら走って来るのを見て、キミの体は凍りついた。
・塀に飛びつく:090
・塀に沿って右へ走る:025
・塀に沿って左へ走る:067
また、塀に戻ると死亡フラグなので、走って逃げます。
025:
肩越しに振り向くと、犬が向きを変えて追って来るのが見えた。
その肉の垂れ下がった面に一発喰らわしてやりたい衝動に狩られたが、
キミは走り続けた。相手はただの犬コロではない。2、3人は噛み殺
してそうな面構えだ。
・屋敷に飛び込む:168
・屋敷の脇を走り抜ける:114
極力、人に会っておきたいので168へ進みます。
168:
一瞬、ガラス代の請求書がチラついたが、靴を脱いでとやっている時
間はない。キミは顔面を両腕でブロックし、地面を蹴った。
派手な音を立ててガラスは割れ、キミは居間らしい一室に飛び込んだ。
フンワリとしたカーペットの上で転がったキミは、そのままパッと立
ち上がる。犬が割れた窓の前まで走って来たのを見て、手近なドアを
開け、廊下に出る。
閉めたドアに背中を預けて一息つく。
「動くな!」
突然、男の声がした。廊下の灯りがパッと点き、キミの前に中年のお
じさんが立っているのが見えた。
男の後ろから妻らしい婦人が姿を現した。
男はピタリとキミの胸を狙ったままで怒鳴った。
「早く26分署のスタイナーに電話しろ」
「ご主人…」
キミは男に声をかけた。
「警察へ連絡するのは、ちょっと待ってはくれませんか?」
「私は閉じ込められていた病院と、私を狙っているゴロツキの両方か
ら追われているんです」
「悪いヤツは皆そう言うんだ。何をやっとる、早く電話せんか」
男は取りつく島もない。
・実力で警察への電話を阻止する:178
・家の外へ逃げ出す:097
無理強いはよくないので、このまま外へと逃げ出します。
ちゅーとこで、緊張の中、次週に続きます。