□聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話
Part106 心の声
Part106 心の声
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天蠍宮に向かうオデッセウスは、童虎と対峙します。
童虎は、天秤座の黄金聖闘士になったことを報告すると、
オデッセウスは、何故天秤宮を守らぬか?と訊ねます。
童虎は、アテナの首を取りに行く所じゃったと。
水鏡の意志を継ぎ、アテナの首を……と答えます。
オデッセウスが水鏡が何か言ったのか?と訊ねると、
童虎は、水鏡は、何も言わずに最後まで裏切り者を演じ切った。
だが、水鏡とシオンとわしは、幼少から兄弟同様に育った仲で、
血の涙を流して語り掛けていた水鏡の心の声が分かるんじゃと言います。
水鏡がアテナの首を狙った訳は、神殿に降誕したアテナが偽者、
この時代のアテナではないんじゃと、オデッセウスに伝えます。
オデッセウスは、童虎の言葉を肯定し、その未来から来たアテナのために
この時代のアテナが出現できず、天も地も崩壊しようとしているとします。
そのため、水鏡は、裏切り者の汚名を着て、乗り込んできたと話します。
童虎は、その水鏡の代わりに、未来から来たアテナを殺すのだと決意。
オデッセウスは、志は同じだとし、蛇夫宮まで共に付いて参れと。
が、童虎は、いやそれは出来んちゃ。おんしゃ敵だからじゃと拒否します。
かつてのオデッセウスとは違う小宇宙が、邪悪な小宇宙が匂っとるぜよと。
水鏡は、全宇宙の崩壊を止めるため、おんしゃ天地を我が物にするため、
アテナを殺そうとしちょると断じ、オデッセウスに拳撃を向けます。
童虎は、廬山百龍覇を放ちますが、オデッセウスは、杖で弾き返します。
自身の必殺技の威力を真面に喰らい、童虎は、命を捨てる覚悟を決めます。
童虎は、オデッセウスの背後を取り、廬山亢龍覇を放ちます。
水鏡には、あの世へ行ってから詫びるとします。
紫龍は、老師が亢龍覇を放ったことを感じ取り、その覚悟を知ります。
ハーデス城──
パンドラは、ハーデスの花の鎖が消え、一応の安寧に安堵しますが、
あの花の鎖が幼少の3人を結ぶ絆だとすればと、再発を恐れます。
サーシャの早々の始末を考え、未だ戻らぬパピヨンを気に掛けます。
パンドラは、舞い戻ったフェアリーが頽れ、パピヨンの死を察します。
アスクレピオスは、童虎の亢龍覇の威力を妨げ、両者は聖域に墜落します。
また、オデッセウスが亢龍覇に抵抗しなかった理由を詰問します。
オデッセウスは、倒そうとする童虎の執念が勝っていたのだと答えます。
アスクレピオスは、童虎に止めを刺せと命じますが、オデッセウスは、
黄金聖闘士の12人は、必ずやアスクレピオスの力になると断ります。
アスクレピオスは、器がデカいのか、やや浮世離れしているのか、
オデッセウスの言葉を鵜呑みにし、先の天蠍宮に歩を進めます。