□聖闘士星矢 冥王異伝 ダークウィング
第39話 邪神の真意
第39話 邪神の真意
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水鏡マツリは、ヤルダバオトが惣次郎に憑依したかと、独り言ちます。
そして、惣次郎たちが、これから神々の本質と向き合うことになるとも。
背後の十二宮?に向き直り、どんな決断をするか、期待しているよと。
最後に、すべては──カトレアのためにとの言葉を残します。
惣次郎に憑依したヤルダバオトは、周囲を眺め、世界は美しいなと。
宝王騎のセイリムに、とても最高の気分だと、感謝の言葉を述べます。
また、自身が復活する際の被害が低減されていることにも言及します。
それが、惣次郎の技によるものだと説明され、惣次郎にも感謝します。
ヤルダバオトの一連の所作や穏やかな小宇宙に対し、翔一郎たちは、
得体の知れない邪神に困惑し、やや表情を強張らせます。
その表情を読み取ったのか、ヤルダバオトは、聖闘士と冥闘士に、
惣次郎の記憶にある学園というものに案内してくれないか?と提案。
冥闘士から、翔一郎と夜姫、聖闘士から、ヴァシリオスとエウラリア。
夜姫たちは、邪神の真意を確かめるべく、提案に首肯します。
邪神は、神の名に賭け、ここでは戦わないと宣言し、武装解除を促し、
今の世界、キミたち若者の居場所を知りたくなっただけだと話します。
一行が音楽室を通り掛かると、先刻の対天貴星との戦闘の痕があり、
邪神は、右手を翳し、神の福音を授けようと、校舎の破壊だけでなく、
聖闘士、冥闘士、戯闘士たちの傷痕も、その小宇宙で癒して行きます。
邪神は、自らを創造神と自称し、世界も、世界が生み出した生物も、
その生物が生み出した文化や歴史も、すべてを愛していると言います。
夜姫は、運命を狂わせている邪神とは、到底思えない物言いだと。
学舎は、今の社会を凝縮しているとし、翔一郎たちが選ばれたのは、
神を心から信仰していないからだと、邪神は、答えます。
勿論、夜姫たちは反論しますが、邪神は、二柱は完全覚醒ではないと。
キミたちが抱いているのは、神に対する絶対的な信仰ではなく、
家族としての愛情や、友人としての親愛なのだと、断じます。
邪神は、そう言うと、見晴らしのいい場所に案内してくれないか?と。
そこで、この世界を見た後、この身体に付いて考えようと、また提案。
翔一郎は、惣次郎の身体を返してくれるのか?と、訊ねると、
邪神は、それは、キミたちの小宇宙にかかっていると、明言を避け、
惣次郎は、世界やキミたち、カトレアを強く愛している、と同時に、
その過酷な運命を、それを与えた神を憎んでいると、語ります。
「神」の排除は、私と惣次郎の一致している目的だとも言います。
翔一郎は、自身が大切に想っている人として、夜姫を見詰めます。
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