□聖闘士星矢 EPISODE.G レクイエム
番外編
番外編
山羊座のシュラは、奈落タルタロスを来訪します。
ここは、人が存在してはならぬ場所。神々ですら這い上がれぬ地。
が、無意味な次元移動はないとして、封じられし者が必ずいると。
シュラは、冥界の王である冥王が封じられている姿を目の当たりにします。
そして、シュラは、瞬を解放しようとしますが、瞬は、拒否します。
シュラは、瞬に、その理由を訊ねます。
僕らの世界は、大神に侵食され、女神アテナは新たな命を得ていても、
未だ不完全な存在であり、世界を救う力は、有していない。
それでも地上の民が希望と勇気を失わず、生き続けていられるのは、
星矢という不滅の存在が希望の光を放ち続けているからだと答えます。
星矢の肉体は、現世に縫い付けられ、死を許されていない。
それが冥王乃剣の真なる力で、永遠の安息である死を拒まれる事で、
死んでも生きてもいない状態のまま永遠の死の苦しみが続いていると。
その中にあっても星矢は、希望の光を放ち、その小宇宙は、現世に生きる
全ての生きとし生けるものを照らし、人々の想いが力となり、
大神に抗う力になっていると。瞬を開放すれば、冥王の力が弱まり、
剣の楔が消えてしまった刻、星矢の命もまた尽きてしまうと話します。
そのため、冥王の力を有したまま、世界と星矢を闇の中から守り続けると。
それが瞬に課せられた宿命であり、平和への最後の鍵だとします。
そう言い終えると、瞬は、別の次元に呑まれてしまいます。
シュラは、その鍵を必ず開けてみせると、消えていった瞬に誓います。
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