星矢LC外伝5

『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話外伝』
第5話「血族」

アルバフィカはルゴニスと魚座の儀式を執り行い、
互いの血を一滴ずつ交換し合った。
当初はルゴニスの血がアルバフィカに苦痛を与え、
幾度も死線を彷徨いますが、やがてアルバフィカの
身体は次第に毒を馴染ませていきます。

アルバフィカは、この「赤い絆」が父と子以上に
ふたりを繋ぐものだと思っていましたが、
しばらくして、その考えが間違いだと知ります。

幾度目かの血の交換を行ったとき、アルバフィカは
先生がやつれてきていることに気付きます。
ルゴニス曰く、この儀式は血の循環の過程で
より強い毒性と耐毒の身体を得た者が生き残る。
どちらかがどちらかを殺して…。

アルバフィカは哀しみますが、ルゴニスは独り生きる
自分に神が与えたもうた子供だと思ったようです。
そして、わたしはいつでも共にある、との言葉を遺し、
ルゴニスは息を引き取ります…。

ルゴニスとの別れの悪夢にうなされ、アルバフィカは
ルコの住居で目を覚まします。
鈴蘭の園の中ではアルバフィカの毒の血による効果は
相殺されるようで、ルコは大丈夫なようです。
そして、ルコが薬師となったのも、兄・ルゴニスの
魚座の毒の呪縛から救うためだったようです。
もちろん、ルゴニスは既に逝去していますので、
せめて同じ魚座であるアルバフィカを救いたい、と。

しかし、その夜、アルバフィカをペフコが訪ねます。
「早くここから逃げてください」と訴えかけます…。

なるほど、よく似てるのは兄弟だからでしたか。
にしても双子と見紛うほどにそっくりでしたね。