コキュートスの記憶

日々の出来事とか戦果(買い物)とか。
主にガンダムを中心にしています。

第15話 父と子と

2023年04月30日 | 水星の魔女
□機動戦士ガンダム 水星の魔女
 第15話 父と子と

フォルドの夜明けが潜伏している学校の跡地。
グエルは、あの後フォルドの夜明けに再度捕まり、地球に来ていました。
スペーシアンとの交渉材料にするため、生かしておきたいようなのですが、
グエルは、父親の件があり、拒食気味になっていました。
グエルの世話は、人材が足りないので、子供のシーシアとセドが担当。
見掛けたオルコットは、死んで楽になれると思うなよと強制的に食事を。
オルコットの左腕は義手で、動力源のカートリッジを貰っていました。

ノレアから、ベネリットグループがアジトを嗅ぎ付けたと連絡があり、
フォルドの夜明けは、避難民の受け入れ先を探し、別の場所へ。
ノレアは、ソフィがニカの所為で死んだと、八つ当たりをします。
シャディクは、宇宙開発事業を支える戦争シェアリングを壊したいと。
で、ベネリットグループの資産を総て地球に売ってしまえばいいとも。
戦争が始まるかも知れないと言う緊張感が抑止力という経済を生み出すと。
そうすれば、地球で戦争を起こす必要もなくなると持論を展開します。
サリウスは、地球とのハーフであるシャディクが地球に武力を渡し、
怨嗟をただ晴らしたいだけではないのかと意見します。
シャディクは、怨みで腹は満たせないと言いつつも、スペーシアンだけが
権益を持ち、搾取する今のままでは、力がなければ、何も変わらない。
だとすれば、オレは、その力を奪い取ると、サリウスに宣言します。

ベネリットグループの地球駐留部隊(4機×3隊)が展開し、アジトを捜索。
ケナンジは、何故ドミニコス隊ではなく、グループの治安部隊が出るのかと
学園での事件も外に漏れだしているのにと、ラジャンに訊ねると、
役員決定だとし、カテドラルに借りを作りたくないのだろうとの返答が。
ケナンジは、企業が独断で動いちゃって良いんですかねぇ?と。
ラジャンは、或いは、それも狙いかと独り言ち、来客のために通信を切断。
この時、ケナンジは、悪い予感がするなぁと言っておりました。
第11話では、悪い予感だけは当たるんだよなぁ、オレとも言ってましたね。
来訪者はミオリネで、クワイエット・ゼロについて、ラジャンに訊ねます。

フォルドの夜明けは、移動準備中。
避難民の子供たちは、ソフィの墓を作り、彼女を弔います。
オルコットたちMS部隊は、囮役として覚悟を決め、留まるようです。
グエルは、交渉材料として、オルコットが無理を言って連れて来たみたい。
何でも軽いのが好きなベッシは、チェーンガン無しのプロドロスで出撃。
駐留部隊が今夜中に来ると予測し、避難民の移送を最優先とするため、
こちらからは仕掛けず、極力戦闘も回避し、もしもの場合は、輸送機が
無事に飛び立つまでは、十分に敵を引き付け、時間を稼げとのこと。

輸送機の搬入を見守っていたオルコットは、校舎を彷徨く子供を見付け、
グエルの監禁所にいたシーシアとセドを捕まえ、トラックに乗れと説教。
シーシアは、クエタでの事件で、父親が亡くなり、グエルに八つ当たり。
その言葉は、父親を亡くしたグエルにも響き、自責の念に駆られます。
グエルは、ジェターク社が潰れると聞き、オルコットに詳細を訊ねます。
その頃、駐留部隊の出現に、ジャリルが逸り、先に手を出してしまい、
ザウォート・ヘヴィのミサイルが逸れ、後方の校舎を破壊します。
駐留部隊は、ザウォート・ヘヴィ×2、ハインドリー・シュトルム×2。
ベッシ機は、ジャリル機に合流を促し、敵機を工場区画に誘い込みます。

校舎の破壊に巻き込まれた、オルコットは、過去の風景を垣間見ます。
それは、男の子(息子)が車の下敷きになり、炎に巻かれる様子……。
オルコットは、無事だったセドに起こされますが、シーシアは重篤。
オルコットが脈を診ますが、助からないと判断し、セドに合流しろと。
また、グエルがいた場所を見て、潰れたかと呟き、校舎を後にします。

ベッシ機は、シュトルムを誘い込み、マチェイに時限爆弾を動作させます。
が、敵機は無傷で、その攻撃がジャリル機のコクピットを貫きます。
激昂したフィリップ機が応戦に出ます。また、マチェイの武装トラックが
ヘヴィの左腹を攻撃しますが、効果はなく、逆にトラックを破壊されます。
その爆発の中からオルコットのプロドロスが現れ、ヘヴィを撃破します。
トラックは破壊されましたが、マチェイは脱出して、無事な様子。
グエルは、重篤のシーシアを背負い、戦場を逃げ惑います。
シーシアは、グエルに、何がしたいんだよ、お前はと投げ掛けます。
グエルは、判らない、何がしたいんだ、オレはと無我夢中で駆けます。
フィリップ機は、仲間のトラックを護るため、シュトルムに立ち塞がり、
ビーム・ライフルの直撃をコクピットに受け、家族を託し、亡くなります。
グリスタンのトラックもミサイルを掃射しつつ、突撃し、共に爆発します。
これで、フィリップに続き、マチェイとグリスタンも亡くなります。
また、ベッシ機も弾切れだとして、シュトルムに接近戦を挑みます。
戦場を彷徨っていたグエルたちは、飛ばされて来たベッシ機に近付き、
コクピットを解錠すると、ベッシは既に亡くなっていました。
グエルは、シーシアと共に、ベッシのプロドロスに搭乗します。

ケナンジは、フォルドの夜明けのオルコットに見覚えがあるみたい。
彼は、リドリック・クルーヘルという人物で、元ドミニコスだと。
青臭いヤツで、上にも臆せず、自分の正義を貫いていたが、
最後はアーシアンに襲われ、家族もその巻き添えで、失ったそうです。
グエルは、奪ったプロドロスで上空に揚がり、避難民のトラックを探索。
オルコットは、それを見て、敵機と勘違いします。
その後、オルコット機は、残りのヘヴィとシュトルムを撃破します。
そこに、ベッシ機から通信が入り、ダメだ。死んでしまったとの声が。
2機の輸送機が無事に飛び立ち、オルコットは合流を少し延ばします。
グエルは、ソフィの墓の隣りに、シーシアの墓を作り、彼女を弔います。
オルコットは、傍らにいるグエルに歩み寄ります。
グエルは、シーシアが父さんという言葉を聞き、彼女を助けたと話し、
オルコットにも、その言葉が刺さり、左腕の義手を右手で強く握ります。
グエルは、どうすれば良いかと、オルコットに訊ねると、
俺は、お前の親じゃない、どうしたら良いかは、自分で考えるんだなと。
グエルは、少し考えた後、軌道エレベーターまでの道程を訊ねます。
俺と父さんを繋ぐモノを、これ以上喪くしたくないと決意を新たにします。

ラジャンは、クワイエット・ゼロに付いて、ミオリネに説明します。
植生エンジニアでもあったノートレットは、植物の多種多様な生存戦略を
人類にも適用できないかと考え、その提唱に賛同したひとりがデリングで。
人々は意思を放棄し、兵器に決定権を委ね、パーツとして消費される兵士、
戦場は無秩序で、デリングは、強硬手段を用いても人間性の回帰を求めた。
戦争シェアリングで紛争を制御しても秩序を手に入れることは叶わず、
ノートレットの草案が希望でもあったと。事故で喪われるまでは……。
デリングは、葬ったガンダムを利用してでも、ノートレットとの誓いを
果たすつもりですが、ミオリネには、自分で選択して欲しいと語ります。

グエル・ジェターク:阿座上洋平
オルコット:三上哲

ミオリネ・レンブラン:Lynn
シャディク・ゼネリ:古川愼
ニカ・ナナウラ:宮本侑芽
ノレア・デュノク:悠木碧

ナジ・ゲオル・ヒジャ:楠大典
ベッシ・エンリケ:坂泰斗
グリスタン・ディンバリ:佐々木義人
フィリップ・クー:濱岡敬祐
マチェイ・ガオ:近藤浩徳
ジャリル・リ・ナランカ:山口令悟
シーシア:川井田夏海
セド:藤原夏海

サリウス・ゼネリ:斧アツシ
ラジャン・ザヒ:花輪英司
ケナンジ・アベリー:上田耀司
サビーナ・ファルディン:瀬戸麻沙美
メイジー・メイ:貫井柚佳

医師:堀総士郎
駐留部隊隊長:石狩勇気
整備士:石毛翔弥
オルコットの息子:小市眞琴

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