ハワイ旅行2 ハワイ島観光

2014年06月02日 22時54分15秒 | 旅行

翌日は国内線に乗りオアフ島から移動し、ハワイ島観光。
ハワイ島はハワイ諸島最大の島でBig Islandの愛称で親しまれています。
wikiによると、岐阜県程の大きさとの事。


早朝出発でしたが、フライトまでかなりの時間があり到着は昼頃。
ハワイ島東岸にある、日系人によって開拓された街「ヒロ」へ移動。
途中、カメハメハ大王像を見物し記念撮影。
像はホノルル島にある最高裁判所と、大王出身地のハワイ島カパアウ、
そしてここヒロの街の計3体あります。


昼食は有名らしい「CAFE 100」という場所で「ロコモコ」なるものを食す。
感想としては、うん、まぁ、こんなもんだろうという感じ。


街の一角にはマーケットが開かれていました。


その後観光コースとなっている溶岩洞穴を見学。
溶岩流の中をガスが吹き抜けて出来た洞穴で、ところどころ天井が低くなっていますが
結構な広さがあります。


次の目的地に向かう途中、車が停車。
以前はハワイ島も溶岩が広範に流れ出しており、かつて道路だったところが溶岩で塞がれていました。
ここも観光スポットの一つ。


不毛の溶岩台地にも植物が根付き、やがて溶岩洞穴周辺のような森ができることでしょう。


夕暮れが近づいており、丘の向こうの空の雲の切れ間から太陽光が差し込んできました。
世界中どこでも見られる現象ですが、この光景には「天使のはしご」という名前が付けられています。
陰影が濃く、かなり綺麗な状態でした。ツアー客みんなで写真を撮りまくり。
何となく厳かな気分になりました。

ハワイ旅行

2014年06月02日 00時24分44秒 | 旅行

少し前になりますが、三度目のワイハに行ってきました。
海外旅行先としては定番過ぎるほどですが、定番と言うのはやはり多くの人が良いと思うだけあって良いものです。


出発は羽田の国際線ターミナル。


初めて羽田から海外に行きましたが、ターミナルのモールは成田と異なり和風感満載。


和風の構えのお店で出発待ちをする二人。
普段、人物はほとんど撮りませんが、いい雰囲気だったので撮らせてもらいました。


何かと話題に事欠かないB787が駐機してました。カッコイイです。
三脚はチェックインで既に預けてしまっていたので手持ちで撮影。
夜景の望遠で感度を上げましたが、手ぶれして難しいです。


滞在は以前と同じコンドミニアム。
部屋からはダイヤモンドヘッドが正面に見え、右側は美しい青い海。贅沢な眺めです。
現在ではこの手の物件はかなり値が上がり、5,000万円くらいするそうで。


初日の夜は食事後街へ散歩に出ました。
目的の一つに再び銃を撃ってみたいという思いがあり、呼び込みに応えて店へ行くと、
奇しくも数年前に訪れた店と同じ、見返してみると着ているシャツも同じでした。
今回はグレードアップしてライフルなども撃てるコースを選択。素人なので銃の構えが云々というのはこの際ナシで。
父親も一緒に銃を撃ったのですが、実は私よりも父親の方がノリノリだったのにはちょっとびっくり。
良い記念になりました。


滞在したコンドミニアムは「ワイキキ バニアン」というところ。結構有名らしいです。


時差ボケで眠れず深夜の街並みを撮影。
街の雰囲気と黒い陰になってるダイヤモンドヘッドが撮れました。
街灯の色がオレンジに統一されているので温かみがある綺麗な夜景でした。

紅葉の京都5

2013年12月19日 21時02分44秒 | 旅行

2日目は早朝から出かけ、東福寺へ。
東福寺は臨済宗東福寺派大本山の寺院。山号を慧日山(えにちさん)と号する。本尊は釈迦如来。
京都五山の第四位の禅寺。広大な敷地に多くのお堂や庵があり、小川まで流れる見事な大伽藍。

東福寺と言えばすぐに思いつくのが「通天橋」。
TV番組やCMでも目にするこの橋からの眺めは絶景。
この画像は東福寺の参拝受付へ通じる道から撮影。開門前なのでまだ誰もいません。
早朝の空気で少し霞んで見えます。


開門と同時に大量の観光客が一斉になだれ込み、橋の上は大混雑。
なんとか橋のヘリに辿り着き景色を堪能、撮影しました。
橋の辺りは谷になっており、モミジが植わっており大変に美しい。




一通り見て回り早々に切り上げ、外から通天橋をみると凄まじい人混み。


瓦の巴には「東福寺」と彫り込まれていました。




その後、安楽時にも行ってみましたが、こちらはまだ紅葉には早く人影もなく寂しい状態でした。


市内に戻り、すっかりお気に入りの場所となった「とらや菓寮 一条店」へ。


和風モダンな店内からは綺麗なお庭が。
今回はあんみつを頂きました。子供の頃に食べたきりでしたが、久々に食べてみるとなかなかに美味しい。


店内の様子。まるで船底の骨組みのような横木が綺麗な弧を描き、静かで落ち着いた店内はくつろげます。
ここはお勧めの場所です。

これにて今回の紅葉の京都満喫旅行はお終い。
見事すぎる美しい紅葉を、これでもかとお腹いっぱいになるまで堪能したので、
そこら辺で紅葉してる木を見ても感動しなくなってしまいましたが。

紅葉の京都4

2013年12月14日 13時58分50秒 | 旅行

夜は是非ともライトアップを見たかったので、高台寺へ。

高台寺は臨済宗建仁寺派の寺院で、山号は鷲峰山(じゅぶさん)、寺号は高台寿聖禅寺(こうだいじゅしょうぜんじ)といいます。
豊臣秀吉の正室である北政所(高台院)が秀吉の冥福を祈るため建立した寺院。本尊は釈迦如来。
ライトアップで有名なお寺の一つで、拝観者が非常に多く入場まで40分ほど並びました。
お庭の中に臥龍池(がりゅうち)という大きめの池があり、水面が鏡のように静かでライトアップされた木々が綺麗に映り込んでいます。
とても美しい光景で、池の周囲は大混雑でした。


紅葉の多くは白熱灯で照らされ木々の色と相まって、冷え込んだ夜でしたがどことなく温かみを感じる雰囲気でした。


庭石と回廊。
紅葉が無くても渋さというか、味わい深いものがあります。


芝生の所々がスポットライトで照らされており、暗い中に丸く浮かび上がる光景が印象的。


竹林は白い光で、紅葉は白熱灯で照らされ、冷たさと温かさが対称的。


暗い一角にあった真紅のモミジが照らされ、闇の中に浮かび上がる赤い色がとても綺麗。

この日は高台寺へ行く前に夕食として和食懐石を頂きました。
当初の目的の一つに京都で松茸を食べたいという思いがありましたが、
11月末には既に時期が終わっていましたので季節の野菜や料理を堪能。
ある料理を頂き次を待っていると、女将さんらしき人が「隠し在庫ですが」と言いながら何と松茸の土瓶蒸しを持ってきてくれました。
前日で松茸はお品書きから外したけどまだ少量残っているとのことで、その時店にいた数組のお客にサービスで提供してくれました。
予想外の嬉しいサプライズにお礼を述べて、大変美味しく頂きました。

食事もライトアップも大満足の一日でした。

紅葉の京都3

2013年12月13日 00時04分07秒 | 旅行

秋の京都旅行は美しい紅葉を見て撮影することが目的の1つ。
そして機会があれば、と思いつつもやはり無理かなぁと思っていたのが舞妓さんの撮影。
観光客の扮装は時々見かけますが、昼間に街中で本物の舞妓さんに会うことはなかなかに難しく、運次第といったところ。
今回、運良く八坂神社の境内で二人連れの舞妓さんを見かけることが出来ました。
見かけた時は既に数人の観光客が写真を撮っており、私も小声ですが撮影させてもらうことを一言断ってからシャッターを切り、
撮影後はお礼を述べました。

恐らく本物の舞妓さんと思われますが、素人感覚で言えば着物を着慣れていない観光客の姿勢や歩き方と異なり、
気品というか、佇まいというか、表情を含めた美しさが違って見えました。
立ち居振る舞いや所作、手の動きまでも気を遣っている様子が感じられます。
この二人は買い物か、お稽古ごとの帰りでしょうか。


さて、厭離庵を堪能した後は電車で一旦京都駅に戻りました。
建造当時は物議を醸した京都タワー。夜間はライトアップされて綺麗ですが、残念ながらタイミングが合わず夜景は撮影できず。


この日の昼食は清水寺近くの湯豆腐屋さんを予約しており、時間の都合もあり一旦京都駅に戻りタクシーで清水へ。
清水寺へ向かう上り坂の途中の路地を曲がり目的の店へ。


お店の配慮でお庭が見える窓側の席を取ってくれました。
坂の途中に位置しているため、店の構造が複雑で高低差がありまるで忍者屋敷のようでした。
湯豆腐、とても美味しかったです。


夏に来た時と同じアングルですが、見事に紅葉している木々と清水寺のショット。
今回の旅行ではある秘密兵器を使い、空はより青く、紅葉は綺麗に色濃く撮影しています。


池には紅葉と青空が綺麗に写り込んでいます。


街中で見かけた消火栓。
京都でも場所によっては景観に配慮して木の板で覆ってあるようで、とても新鮮な見た目です。

紅葉の京都2

2013年12月10日 23時18分43秒 | 旅行

祇王寺の次は2つ目の目的地「厭離庵(えんりあん)」。
難しい字で、しかも発音しにくいです。

厭離庵は臨済宗 天龍寺派 厭離庵といい尼寺になります。本尊は如意輪観音。
ここは藤原定家の山荘「時雨亭」の跡とされ、その後荒廃し江戸時代に定家の子孫である冷泉家によって再興されお寺になったとのこと。
普段は非公開ですが紅葉シーズンは一般公開しており、そのお庭はとても美しく一見の価値あり。

多くのモミジが黄色、オレンジ、赤と色付きますが、厭離庵のモミジは真紅の深い色で初見は毒々しいまでの印象を受けます。
上の画像は赤い花が咲いているのではなく、真紅のモミジが敷き詰められたものです。


厭離庵は祇王寺から350mほどしか離れておらず徒歩で移動できますが、
その入り口は細い路地になっており、看板が出ていなければ見落としてしまいかねません。
住宅の間を通りすぎると竹垣でできた雰囲気のある細道になり、その奥が入り口になります。






お庭には見事な枝ぶりのモミジが美しく色付いています。






夏の時点では厭離庵について知りませんでしたが、その後ネットで教えてもらい今回の旅行では是非見ておきたいと思っていました。
規模が大きくメジャーなお寺も良いですが、ひっそり、こじんまりとしたお寺でも目を見張るほど美しいお庭や、
味わいのある庵などがあり、京都はリピーターが多いというのも納得。

紅葉の京都1

2013年12月09日 00時46分29秒 | 旅行

真夏に京都の寺社仏閣を見て回り、侘び寂び、和の物の味わい深さを堪能しました。
どうせなら紅葉で美しい京都も見てみたいという思いが募り、ピークの時期に行ってきました。
秋になるとJRのTVCMも始まり、あれを見ると猛烈に京都に行きたい衝動に駆られますが、
今までは人が多いし、遠いし、お金かかるしと自分に言い訳して行かず仕舞いでした。
夏に行った勢いもあり、今回は「じゃあ行ってみようかな」程度の決意で決行。

金曜の夜に京都へ移動、土曜の朝一から行動できるように計画を立てました。
最初に向かったのは嵯峨野方面。
タクシーの運転手さんのお勧めで目的地近くで降ろしてもらい、最初に訪れたのは「化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)」。


お寺のホームページによれば「「あだし」とははかない、むなしいとの意で、又「化」の字は「生」が化して「死」となり、
この世に再び生まれ化る事や、極楽浄土に往来する願いなどを意図している」とあります。
タクシーの運転手さんの説明によれば、地名として「嵯峨」と「嵯峨野」があり、「野」が付く場所は埋葬が行われていた場所を意味するとの事。
化野も古くから葬送の地だったようです。
お寺なのでお墓が多数あり、楓も多く植わっており「静かで美しい墓地」という不思議な世界でした。

雲一つない快晴の青空、早朝の澄んだ空気に鮮やかに色付いたモミジが日に透けて、それはそれは美しい光景です。


次に向かったのは、夏にも訪れた「祇王寺(ぎおうじ)」。
この一帯はお寺が多くあり、徒歩で移動できます。
夏は緑が濃い苔の庭として有名なお寺ですが、紅葉シーズンには一面にモミジが敷き詰められ、
オレンジの絨毯を敷いたような美しさ。
ところどころ顔を出している緑の苔との色彩のコントラストも見事です。


赤と黄色のモミジが混ざってオレンジ色、苔や常緑樹の緑の組合せが印象的です。


紅葉している木々の横には、青々とした竹林。


庵の前にある蹲(つくばい)。
誰かが置いたらしい一葉のモミジが流れ出る水に濡れて、石の黒さと対照的に色鮮やかに光って見えます。

行動初日の朝から、ただただもう美しいというため息しか出ない光景を満喫です。

京都旅行3 三千院,寂光院

2013年09月08日 15時30分21秒 | 旅行

最終日はちょっと離れた場所にある三千院へ。

ガイドブックで必ず見かける、手前に二本の木があり向こうにお堂がある構図。


境内は結構広く、お庭も綺麗です。


三千院の後はすぐそばにある寂光院にも行きましたが、これといって撮影したいものが無く写真は割愛。


市内へ戻り休憩がてらお茶にしました。
とらやの「虎屋菓寮」京都一条店に行きました。周囲は住宅街でとても静か。
大きな建屋の中は天上が高く広々しており、和風モダンな感じ。


暑い日でしたので涼しげな水羊羹を頂きました。
子供の頃は特に好きでもなかった水羊羹ですが、大人になってみると冷やした水羊羹は格別美味しい。
心地よい時間を過ごしました。


帰りの時間が近づき、京都駅へ。
京都駅の構造は独特で、とても長い階段が有名ですね。


トラス構造で外光を取り入れ、昼間はコンコース内も明るく広々としています。

古い寺社仏閣と近代的な建造物が併存する興味深い都市です。
短い期間でしたが一気に多くのお寺を巡り、時間の流れや侘び寂びを十分堪能できた旅行でした。

京都旅行2-3 龍安寺,祇園

2013年08月31日 00時14分03秒 | 旅行

金閣寺の次は石庭で有名な龍安寺へ。


薄暗い堂内と対照的に日光が当たり白飛びしかけてる石庭。
縁側には静寂を目と耳で楽しむ大勢の観光客が座り込んでました。


その後は最後の目的地である祇園へ。
個人的に雅なイメージがあり、是非とも訪れたい場所でした。
いわゆる祇園的な街並みは「花見小路通」と呼ばれる道沿いになります。
祇園の画像はちょっと多目に。


料理屋さんが多いようで、昼間は店自体は閉まってるところが多かったです。
町家造り(?)の建物と石畳の組合せは風情があります。


花見小路通からすこし横に外れますが、「建物郡保存地域」という一角があり、
こちらも町家造りで家並みと通りの間には用水路が引いてあり、涼しげで風流な感じでした。


祇園は泊まってる宿から徒歩10分ほどの距離にあります。
ネットで祇園の画像検索をすると、雰囲気のある綺麗な夜景も多く見かけます。
自分でも是非こんな写真を撮ってみたいと思い、蒸し暑い夜でしたがカメラを担いで出かけました。
この画像は保存地域にある用水路に架かる橋の手前。
灯籠がいい雰囲気です。


上の画像の右側へ向くと「巽橋」があります。
つい最近、ここで撮影したCMをTVで見かけました。
有名な場所のようで、昼間は外国人を含め多くの観光客で賑わっていましたが、
さすがに夜遅くなると人出は少なくなります。


すぐそばに「辰巳大明神」を祭ってあり灯籠の明かりが煌々と灯り、まるで異世界の入り口のような不思議な雰囲気でした。


通りのたたずまいが和の雰囲気で落ち着きます。


料理屋さんが多く、ちょうど出てきたお客を見送る舞妓さんとおかみさんが写り込みました。
本当は舞妓さんの写真も是非撮りたかったのですが、迷惑になるだろうと思い自重。
こんな風情のある場所で舞妓さんを呼んで食事してみたいものです。


宿から祇園へ向かう途中で道に迷って八坂神社に出てしまいました。
せっかくなのでライトアップされた様子を撮影。
夜の寺社仏閣はちょっと怖い感じがしますが、蒸し暑い夜でしたが照明が白いこともあり少し寒い感じがします。

京都旅行2-2 祇王寺,金閣寺

2013年08月25日 00時46分07秒 | 旅行

嵯峨野の後に訪れたのは、観光タクシーの運転手さんお勧めの祇王寺(ぎおうじ)。

真言宗の尼寺で、本尊は大日如来。
個人的には聞き覚えがなく歴史に明るくないので初めて訪れるところでした。
ご存知の方もいるでしょうが、調べてみると平家物語に「祇王」という章があり
平清盛の寵愛を受けた祇王と仏御前という白拍子の物語があります。
紆余曲折を経て二人の女性が出家し入寺したところとして伝えられています。


祇王寺は「苔の庭」としても有名だそうで、雰囲気のある入り口の細道を過ぎると目の前には一面緑に苔むした見事なお庭が広がります。
地面の凹凸や恐らくは庭石までも緑に苔むし、それはそれはとても美しいお庭でした。
庭木はモミジが多く、ネットで祇王寺を検索すると紅葉シーズンの素晴らしく美しいお庭の画像がいくつも出てきます。
京都のお寺に植わっている多くのモミジは、葉が小さめなのが特徴とか。
是非とも紅葉シーズンに再び訪れてみたい場所です。


庵の外観。


中に上がると撮影禁止ですが、外から撮る分にはOKとのこと。
奥の壁の丸窓と竹の格子など趣があり、和のものが心に染みる年代になった身としては物凄く魅力的です。
猛暑でとても暑い日でしたが、庭木やモミジの葉に遮られて日差しが弱まり、
庭を吹き抜けて庵に入ってくる風はとても涼しく汗が引き快適そのもの。
庭を眺めながら畳に横になって昼寝したい!と心底思えるほど居心地が良いところでした。


祇王寺の周囲にも竹林があり、見た目にもとても涼しげでした。

今回の旅行でいくつも神社仏閣を周りましたが、祇王寺は規模こそこぢんまりとしていますが、
庵の素朴さと味わい深さ、お庭の美しさから最も心に残り人にも是非勧めたいお寺です。


侘び寂び世界を凝縮したような祇王寺の次に訪れたのは、正反対のド派手な鹿苑寺金閣。
1950年に放火により焼失し、現在の金閣は5年後の1955年に再建されたものですが、
ユネスコの世界文化遺産、古都京都の文化財の構成資産に登録されています。
子供の頃に教科書で見た金閣寺の写真は、ところどころ金箔が剥げて下地の黒漆が見え煤けたイメージでしたが、
1986年から約2年近くかけて昭和大修復が施され、現在の金ピカの姿になりました。
観光タクシーの運転手さんの話では、耐久性を持たせるため通常の5倍の厚みの金箔が使われ、
約21Kgもの金が使用されたとか。


一層目には釈迦如来像と足利義満坐像が安置されています。


屋根の上には鳳凰像。
これは焼失前に取り外されていたとかで、作られた当時のもののようです。


中に入ることは出来ませんが、内部の様子を看板で紹介していました。
二層目には岩屋観音坐像と四天王像が安置され、三層目には仏舎利が安置されているとの事です。
二層目と三層目の床は漆塗りで鏡面に磨かれており、まるで水が張ってあるかのような美しさです。
各お寺は春夏秋冬で見せる姿が楽しめると思いますが、特に冬の降雪後は恐らくは黒っぽい建物に白い雪の水墨画のような世界でしょう。
ところが看板の写真によると、金閣寺は白い雪景色の中にまばゆく輝く金色の建物、水墨画の世界とは異なる意味で凄まじい色彩のコントラストですね。
これも一度は自分の目で見てみたいものです。


金閣寺のお庭の中にお茶屋さん(?)の椅子と傘がおかれており、京都っぽいので撮ってみました。

祇王寺と金閣寺の対照的なそれぞれの美しさを存分に楽しめました。

京都旅行2-1 天龍寺,嵯峨野

2013年08月22日 23時51分27秒 | 旅行

2日目は観光タクシーを使い、快適で効率的に見たいところを周りました。
最初に訪れたのは天龍寺。
薄暗いお堂の向こう側に、四角く切り取られた明るい庭の緑のコントラストが綺麗です。


臨済宗天龍寺派大本山の寺院で、詳しくは天龍資聖禅寺(てんりゅうしせいぜんじ)といいます。
本尊は釈迦如来、創立者は足利尊氏との事です。


お庭も見事で、遠くの山を借景にした池のある風景がとても美しいです。


天龍寺は京都五山の第一位とされとても格式の高いお寺です。
だからここを訪れたかった という訳ではなく、ガイドブックに法堂(はっとう)の天井に龍の図(雲龍図)が描かれているのを見かけ、
見ておこうと思いついたのがきっかけです。
ところが、残念なことに雲龍図は撮影禁止との事で、お堂の手前にあった看板の図を撮影して良しとしました。


続いて向かったのは、CMやドラマで度々目にする嵯峨野の竹林。
ここは是非とも行っておきたかったところです。
車1台通れる幅の道の両脇に見事な竹林が広がっています。
観光客も多く、外国人の団体も何組か来ていました。
イメージしていたのは竹林の中の静かな細道だったのですが、意外に車の通行量が多く手早く撮影を済ませ慌ただしく撤収しました。


青々とした見事な竹林。
この日も猛暑でしたが、竹林を吹き抜ける風は心持ち涼しかったように思います。

京都旅行1-3 銀閣寺,清水寺

2013年08月20日 23時38分37秒 | 旅行

南禅寺の後は銀閣寺へ。

お寺の名前は慈照寺、銀閣は正しくは観音堂といいます。
子供の頃は「金閣寺が金色なら銀閣寺は銀色だろう」と思い込み、
教科書の写真を見て想像と違っていた事にがっかりした覚えがあります。
さて、子供の頃のがっかりは大人になって改めて銀閣寺を見ると渋さというか、侘び寂びの感覚として
大変に味わい深いものに変化していました。


屋根や柱の黒っぽさと白壁や障子の白さとの対比も美しく、白砂を綺麗に形造ったお庭も見事です。
有名な円錐台の形をした高さ約180cmの「向月台(こうげつだい)」と、本堂前に広がる高さ約60cmで縞模様に整えられた銀沙灘(ぎんしゃだん)がとても美しい。
白砂で作られているのは日光を反射させ、堂内に明かりを取り込むためだとか。


お庭の一部は小高い丘になっており、登って一周することができます。
丘の上から見ると銀沙灘の縞模様が見事です。


銀閣寺の後は1日目最後の訪問場所 清水寺へ。
頭の中には清水の舞台と水が上から垂れてくる手水(?)=音羽の滝のイメージしかありませんでしたが、立派な仁王門が出迎えます。


本堂舞台。
撮影時は日が傾き始め、かなり西日がきつくなっており逆光状態になっていたのがちょっと残念。
いかにも清水寺的なショットが撮れたのでまあ良しと。


本堂。本尊は千手観音とのこと。
多くの観光客が参拝していました。

名前は忘れましたが、本堂の横に修復中の建物があり、そのへり沿いに歩いて下山できます。
舞台を支える脚が木に隠れているため、まるで宙に浮いているかのように見えます。

京都旅行1-2 三十三間堂,南禅寺

2013年08月19日 00時25分45秒 | 旅行

伏見稲荷大社の後に訪れたのは三十三間堂。
修学旅行で訪れてから、もう一度じっくりと風神・雷神像をみたいと切望していました。
残念ながら内部は撮影禁止でしたが、じっくりと眺め躍動感あふれる素晴らしい造形(しかも木像)にしばし見惚れました。


三十三間堂は国宝に指定されており、長さは120mにも渡りとても長いお堂です。
内部には千体の千手観音立像が整然と安置されており、中央には大きな千手観音坐像が安置(計千一体)されています。


大量の仏像に圧倒され、また障子越しの薄明かりが暗い堂内をぼんやりと照らし、幻想的で独特な世界観を楽しめます。
創建は1165年、現在のように情報が氾濫していない当時を想像すると、目の前にこれほど大量の観音像、
巨大な坐像を目にすれば目に見えない仏教世界が実在すると信じたことでしょう。


三十三間堂の次は南禅寺を訪問。
臨済宗南禅寺派大本山の寺院で、正式には太平興国南禅禅寺(たいへいこうこくなんぜんぜんじ)という長い名前が付いています。
本尊は釈迦如来で、日本の全ての禅寺のなかで最も高い格式をもつとの事です。
まずは巨大な山門が参拝客を出迎えます。ここは有料で中に登れるようになっています。


本堂。


面白いのは瓦の「巴」と呼ばれる円柱部分の端面全てに「南禅」と彫り込まれていました。


個人的には知らなかったのですが、ここ南禅寺には琵琶湖の水を曳いた水道橋がありTVドラマなどで有名だそうな。
明治維新後に建設され、当時は景観を壊すという反対意見もあったようですが、
現在の目で見るとお寺の中にレンガ造りのメガネ橋があるのは、若干異質な感じもしますが和洋折衷で面白いと思います。
レンガ、メガネ橋ということで碓氷峠のメガネ橋を連想しました。

京都旅行1 伏見稲荷大社

2013年08月17日 03時21分25秒 | 旅行

夏休みを利用して京都へ旅行してきました。
日程は2泊3日。

以前に鎌倉のお寺に立ち寄った際に、和のものが心に染みるなあと感じ
それならば京都へ行こうと計画。


京都の寺社仏閣へ行くのは修学旅行以来で、まずはどこを訪れるかガイドブックを眺めながらメジャーな所、
見てみたいものを中心にピックアップして絞り込みました。

宿泊場所と行きたいところをマーキングして日別に訪問エリアを設定。
最初は伏見稲荷大社にしました。


門の手前には狛犬ならぬお稲荷さんの迫力ある大きな像が鎮座しています。



本殿。
白壁と朱塗りの柱のコントラスト、本殿の屋根の曲線もとても美しいです。


そして有名な千本鳥居。 これを見たかったんです。
信者が奉納した鳥居がびっちりと立てられ、隙間からわずかに外が見える程度の間隔しかありません。

鳥居で囲まれた回廊を進んでゆくと「奥社奉拝所」があり少し開けた場所に出ます。
その手前の回廊は薄暗く、その先に見える明るい外と暗い回廊内がまるで異次元から現世への出口のような不思議な錯覚にとらわれます。


稲荷山全体では鳥居の数が約1万本あり、一周すると約4Km,2時間もかかり結構大変です。

カナダ旅行のおまけ:オーロラが動く様子

2013年02月02日 02時44分11秒 | 旅行


1月1日の夜に現れたオーロラを連続撮影していましたので、
初挑戦でGIFアニメにしてみました。

gooブログのアップロードサイズの都合上、かなり画像枚数を減らさなければならなかったのが残念ですが、
雰囲気は伝わるかと思います。

旅行前は動画撮影に挑もうと考えていましたが、
明るいオーロラが現れず静止画撮影でようやく光ってるのが分かる程度でしたので、これをつなげてみました。
うっすらと現れ始め、やがて濃く大きく広がり、蛇行しながら伸びて弱まっていく様子を捉えました。
繰り返し再生(ループ)はしないように作っていますので、複数回動きを見たい場合はF5キーを押してください。

三脚は使用していますが、オーロラの広がりに合せて方角、角度を変えています。
定点撮影ではないので地平線の位置など動きがあるため長時間見ていると酔ったような感覚を覚えるかもしれませんので
お気を付け下さい。

実際の動きはもっとゆっくり、モワモワした感じで揺らめいていました。