4日目-1/2。
イエローナイフが属するノースウェスト準州の車のナンバープレート。
いわゆるご当地ナンバーですが、シロクマの形をしており可愛らしいです。
ギフトショップでレプリカのプレートを買うこともできます。
夜中にオーロラ鑑賞と撮影を終えて宿に戻ってきても、
体質なのか旅行中だからなのか、午後までぐっすり眠れる訳ではなく
昼前には目が覚め夕方眠くなったりと、かなり不規則なリズムになっています。
昼間に目が覚めた時はなるべく街を歩き、目に付いたものを撮影しました。
さて、4日目のオーロラ鑑賞。
この日のオーロラフォーキャスト(予報)によれば、活動レベルは6との事。
5が最大と思い込んでいたので、PCの画面を見た時には若干驚きました。
鑑賞地のオーロラビレッジについて待機する事3時間以上、
一向に出現せず帰りのバス出発まであと15分となりました。
今日は出なかったなと落胆しつつ、カメラ機材を撤収しトイレで用を済ませ集合場所へ向かおうと外へ出た途端、
周囲の観光客がかなりざわめいていました。
空を確認すると、真上に灰色と緑が混ざった濃い雲が広がってるように見えました。
この時点で集合時間5分前。
オーロラはかなり成長しており刻々と広がっていきました
慌ててカメラを取り出し、マニュアルで無限遠のピント合わせを行い
時間いっぱいまで無我夢中でシャッターを切り続けました。
ゆらゆらという感じでダイナミックに動き、オーロラのカーテンが4重に重なっています。
集合時間になり、通常であれば指定のティーピー(テント)の中まで戻るのですが、
帰り間際に出現したこともありガイドも「外に出たまま集合で良い」との配慮。
その後、折り重なったまま東の地平へ向かって成長を続けていきました。
魚眼で撮影する際に四隅が黒く影になる(ケラレといいます)のは本来失敗写真ですが、
なるべく大きくオーロラを捉え、且つ周囲の景色も写し込みたいと思い
意図的に中途半端な焦点距離で撮ってみました。
半分言い訳、半分慌ててたということもありますが。
結果、短時間で撮影できたのは7枚。
色が綺麗なブルーグリーンで濃く、規模も大きなオーロラでした。
オーロラフォーキャストを信じて鑑賞延長を申し込んでおけばと少々後悔しました。
5日目(最終日)-1/3。
夜にオーロラ鑑賞したら明け方の送迎バスで空港へ向かい、1/4のフライトで帰国となります。
この日も規定時間内には大きなオーロラは現れず、時々うっすらとしたものが撮れる程度。
撮影時には気付きませんでしたが、ティーピーを入れた星景写真を撮っていたら
原生林の向こうにオーロラが出ていました。少し上空にも筋状にうっすらと出ています。
北の方角に筋状にうっすらと伸びたオーロラ。
これは下の方が若干赤っぽく見えます。
天気が良かったので天の川もはっきりと見え、薄いオーロラとセットで撮ってみました。
中心縦方向が天の川、円周右側地平沿いに筋状のオーロラ。
もう少し濃いオーロラだと画になったのですが。
最終日で疲れてたという事もあり、集合時間の30分ほど前には機材を片付けてティーピーに戻り
ホットドリンクを飲んでくつろいでいました。
時間になり送迎バスへ向かって移動する際に空を見上げると、太い帯状に濃く大きなオーロラが広がっており
撮影できないのは残念でしたが、この数日でそれなりに撮影できたので見るだけで十分という感じでした。
天気予報ではかなり冷え込むとの事だったので、
荷物をまとめて送迎バスを待つ間、習慣になっているYK Centreの気温表示を見ると何と-27℃。
未体験の寒さでした。
明るく光るオーロラを見ることは有りませんでしたが写真に撮るとそれなりに写っており自己満足できるものでした。
また海外で過ごす年越し、カウントダウンと花火打ち上げ、未体験の寒さなど
過ぎてみればあっという間の楽しい旅行でした。
オーロラは満足したので、取りあえず次の生きる目標を探さないと。