祇王寺の次は2つ目の目的地「厭離庵(えんりあん)」。
難しい字で、しかも発音しにくいです。
厭離庵は臨済宗 天龍寺派 厭離庵といい尼寺になります。本尊は如意輪観音。
ここは藤原定家の山荘「時雨亭」の跡とされ、その後荒廃し江戸時代に定家の子孫である冷泉家によって再興されお寺になったとのこと。
普段は非公開ですが紅葉シーズンは一般公開しており、そのお庭はとても美しく一見の価値あり。
多くのモミジが黄色、オレンジ、赤と色付きますが、厭離庵のモミジは真紅の深い色で初見は毒々しいまでの印象を受けます。
上の画像は赤い花が咲いているのではなく、真紅のモミジが敷き詰められたものです。
厭離庵は祇王寺から350mほどしか離れておらず徒歩で移動できますが、
その入り口は細い路地になっており、看板が出ていなければ見落としてしまいかねません。
住宅の間を通りすぎると竹垣でできた雰囲気のある細道になり、その奥が入り口になります。
お庭には見事な枝ぶりのモミジが美しく色付いています。
夏の時点では厭離庵について知りませんでしたが、その後ネットで教えてもらい今回の旅行では是非見ておきたいと思っていました。
規模が大きくメジャーなお寺も良いですが、ひっそり、こじんまりとしたお寺でも目を見張るほど美しいお庭や、
味わいのある庵などがあり、京都はリピーターが多いというのも納得。