偏光フィルター

2013年12月25日 20時30分33秒 | カメラ

秋の京都旅行のために用意した紅葉撮影のための秘密兵器、偏光フィルター。
真っ黒いサングラスのような見た目ですが、カメラのファインダーを覗くと普通に見えます。(厳密には若干暗くなる)
このフィルターは先端のリングがクルクル回るようにできており、回す角度によって反射した光を除去できる優れモノです。


効果を発揮するには、日が当たってる方向や反射しているガラスや水面などの角度も影響があり、
取付けただけですぐに効果が現れるものではありません。
そのため、以前のカメラでも景色撮影用に真っ先に購入しましたが、うまく使いこなせず仕舞いでした。
今回は事前に練習し、準備万端の体制で撮影に臨みました。

下の方の記事にも載せた清水寺ですが、モミジに日光が当たり反射した光で色が白っぽくなり薄茶色に見えました。
そのままではあまり綺麗ではなかったのですが、偏光フィルターをゆっくり回すとあるところでブワッと赤みが増し
見事な紅葉になりました。
通常は空の色も、空気中のチリなどで光が拡散し薄いスカイブルーになりますが、
このフィルターを使うと若干濃いめの青い空に写りますが、この写真では空がメインではないため部分的に色が濃くなっています。


祇王寺にあった蹲(つくばい)。
普通に撮ると流れ出ている水に光が反射し全体が白っぽく写ります。
フィルター効果で反射を抑え、本来の石の黒っぽさが出て、モミジの色も鮮やかになりました。


清水寺にある池。
左の写真では水面に青空と橋がくっきりと写っていますが、右の写真は反射が抑えられています。
水が澄んでいれば、池の底まで綺麗に写せます。
紅葉撮影では水面に映るモミジも絶好の被写体ですので、敢えて反射を抑えず映り込んだ状態で撮影しています。

ソフトウェアによっては彩度をいじって色鮮やかにもできてしまいますが、なるべく自然なままで綺麗に撮りたいものです。
世の中、便利なものがありますねえ。

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