(9月25日の一色正春氏講演会内容)(ネットフレンドGさんより)
先月24日中国の漁業監視船が尖閣諸島領海に侵入した。
今回の船は、漁船のような民間の船ではない。国家の船が堂々と領海侵犯している。日本としては、これを追跡するしかない。すると、その分、待機する日本の船が少なくなり、また、領海に空きができる。その空きから、中国船は侵入ができる。
つまり今回の中国漁業監視船の領海侵犯は、今後の侵入に向けて(筆者注、何隻の船で行けば日本の船を総ざらいして、侵入できるか?について)見極めを付ける重大な試み(?)である。
このような事件に対しても、我が国の憲法では「国家間の紛争は武力で解決しない」と、謳ってあるため、警察だけの対応になっているが、とても警察だけでは対応出来ない。
現在我が国の領土、領海を脅かされている地域は、北方領土、竹島、尖閣諸島、だと思われているが、沖ノ鳥島にも中国はいちゃもんをつけてきている。沖ノ鳥島一つで直径720キロメートルの海が日本のものになっている。
ところが、中国は、「これは島ではない」と、言ってきている。
北方領土は昭和20年、9月6日に中立条約を破り、ソ連邦が侵入してきた。そして、日本のものだった、千島、樺太へ侵攻してたくさんの日本兵を連行して行った。
韓国も、李承晩ラインを引いて、4000人の人質をとって行った。この人質をとって、日韓基本条約を認めさせ、服役中の在日韓国人を釈放させた。
本日9月25日で、尖閣諸島沖漁船衝突事件の中国人船長不当釈放から一年が経過した。
那覇地検がこの船長を釈放した理由が、「我が国国民への影響や、今後の日中関係を考慮して」というものであり、不起訴にした理由にしても全く理屈に合わないものばかりである。
不起訴の理由は主に3つある。
以下に3つの理由とそれについての自分の反論を述べる。
理由① 我が国巡視船の被害もまた軽微である。
反論) 中国漁船は300トン位の重さがあり、これは、普通自動車300台分に相当する。時速一キロメートルでも物凄い衝撃があるのは目に見えている。補修金額は1000万円を越えている。しかし中国は弁償するどころか、謝罪と賠償すら要求している。被害は軽微ではない。
理由② 船長に再犯の恐れはない。
反論)中国人船長は、帰国するなり、カメラにピースサインをし、「また漁に出たい」と話している。
(筆者注、中国人船長自身が、「本邦領海内で操業していたことを認識していた」「巡視船にこちらを撃つ勇気など絶対にない」「私の船を巡視船にぶつけさせても関係ないし、それでも構わない」などと供述している)
理由③ 船長に「ぶつけるつもり」はなかった。
反論) ビデオを見ればわかるが、船長は船をぶつけた後も落ち着いて腕を組んで、様子を眺めている。激昂しているのは、日本の巡視船側の人間だけである。誤って船をぶつけてしまったのなら、もっともっと慌てる筈である。
しかし、これらの矛盾をマスメディアは全く表に出さず、「中国って、酷いね」という論調ばかりである。
政府の対応もふざけすぎていた。
まず、船長を拘束してから逮捕まで13時間も対応を話し合っている。本来ならば即刻逮捕して、「外国人漁業取り締まりに関する法律」の「領海侵犯」の罪で裁かれるべきなのに、「粛々と国内法に則って、処置する」として、「公務執行妨害」で逮捕、漁船を返還している。国内法だと、罪は8分の1に軽くなる。そして船長を返すことを「お帰りいただいた」などと敬語を使う(筆者注、仙石由人談)
マスメディアはこの矛盾、問題にも殆ど言及していない。マスメディアは内部事情は知っている筈だか、表には出さず「中国悪いよね」の調子で終わらせてしまう。
対して中国は、しっかりと謝罪と賠償を求めてくるし、反日デモもはじめ、レアアース輸出停止、フジタ社員拘束、と、次々と仕掛けてくる。
一方日本政府の対応は「ビデオは公開しない」このような流れを見ると国際社会も「悪いのは日本だ」と思い始める。事実、ニューヨークタイムズは、「日米間に領土問題は存在する。今回の事件の責任は日本にある」と書いている。
こうなると日本国内でも「日本が悪い」と段々思い始める。中国の諺「嘘も100回言うと本当になる」の通り、中国はでっち上げでも何でも強引に言う。
日本政府は黙っている。そして「南京大虐殺」が日本の教科書にまで載るようになる。
今また、日本で、このようなことが現在進行形で進んでいる。
自分は、ビデオ公開の件で、最初「誰かがやってくれるだろう」と思っていた。しかし、誰もやらなかった。「誰もやらないなら、自分が何とかせんといかん」と思った。そうしなければ「日本が大変なことになる」と。
ただ、それで、(ビデオ流出で)もう、自分は終わる筈だった。自分の仕事は終わる筈だった。なのにマスメディアがまたしても政府の対応を追及せず、同じ映像ばかり繰り返し流すだけだった。中国の違法操業を許すな!という世論にまで持っていくべきだが、誰もそれをやらないから、自分がこうして解説をしている。
台湾の高金素梅という議員は、以前靖国神社で大暴れして、警備員に乱暴し、怪我をさせているが、不起訴になっている。重大なことなのにメディアは報道しない。
知らない、というか、真実を知ろうとしない国民も悪い。間違った情報を与えられ、それを鵜呑みにし、間違った判断をしてしまった結果が、一昨年の衆議院選挙である。
国民主権ならば、まず国民には正しい情報が与えられるべきであるが、国民自身が積極的に正しい情報を自ら求めなければならない。政治家任せでは国家は良くはならない。
竹島にはヘリポートが建設され、ロシアもまた、我が国の領海、領空を侵犯してきている。このままでは、本当に日本は大変なことになる。
国を守る、と、口で言ってるだけではだめで、国家のことを自分のことと同様に考えなければならない。
現在の日本の高校生は、日本の国境として、正しい線を引くことすら出来ないという、大変な時代である。
以上
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講演会の翌日(26日)またもや尖閣諸島沖に中国船3隻=海洋調査船と漁業監視船
報道をじっくり読めば、明らかにエスカレート(=悪質)している。(前回既報)
法と正義を重んじる日本人なら、怒りを感じるのが自然であろう!
先月24日中国の漁業監視船が尖閣諸島領海に侵入した。
今回の船は、漁船のような民間の船ではない。国家の船が堂々と領海侵犯している。日本としては、これを追跡するしかない。すると、その分、待機する日本の船が少なくなり、また、領海に空きができる。その空きから、中国船は侵入ができる。
つまり今回の中国漁業監視船の領海侵犯は、今後の侵入に向けて(筆者注、何隻の船で行けば日本の船を総ざらいして、侵入できるか?について)見極めを付ける重大な試み(?)である。
このような事件に対しても、我が国の憲法では「国家間の紛争は武力で解決しない」と、謳ってあるため、警察だけの対応になっているが、とても警察だけでは対応出来ない。
現在我が国の領土、領海を脅かされている地域は、北方領土、竹島、尖閣諸島、だと思われているが、沖ノ鳥島にも中国はいちゃもんをつけてきている。沖ノ鳥島一つで直径720キロメートルの海が日本のものになっている。
ところが、中国は、「これは島ではない」と、言ってきている。
北方領土は昭和20年、9月6日に中立条約を破り、ソ連邦が侵入してきた。そして、日本のものだった、千島、樺太へ侵攻してたくさんの日本兵を連行して行った。
韓国も、李承晩ラインを引いて、4000人の人質をとって行った。この人質をとって、日韓基本条約を認めさせ、服役中の在日韓国人を釈放させた。
本日9月25日で、尖閣諸島沖漁船衝突事件の中国人船長不当釈放から一年が経過した。
那覇地検がこの船長を釈放した理由が、「我が国国民への影響や、今後の日中関係を考慮して」というものであり、不起訴にした理由にしても全く理屈に合わないものばかりである。
不起訴の理由は主に3つある。
以下に3つの理由とそれについての自分の反論を述べる。
理由① 我が国巡視船の被害もまた軽微である。
反論) 中国漁船は300トン位の重さがあり、これは、普通自動車300台分に相当する。時速一キロメートルでも物凄い衝撃があるのは目に見えている。補修金額は1000万円を越えている。しかし中国は弁償するどころか、謝罪と賠償すら要求している。被害は軽微ではない。
理由② 船長に再犯の恐れはない。
反論)中国人船長は、帰国するなり、カメラにピースサインをし、「また漁に出たい」と話している。
(筆者注、中国人船長自身が、「本邦領海内で操業していたことを認識していた」「巡視船にこちらを撃つ勇気など絶対にない」「私の船を巡視船にぶつけさせても関係ないし、それでも構わない」などと供述している)
理由③ 船長に「ぶつけるつもり」はなかった。
反論) ビデオを見ればわかるが、船長は船をぶつけた後も落ち着いて腕を組んで、様子を眺めている。激昂しているのは、日本の巡視船側の人間だけである。誤って船をぶつけてしまったのなら、もっともっと慌てる筈である。
しかし、これらの矛盾をマスメディアは全く表に出さず、「中国って、酷いね」という論調ばかりである。
政府の対応もふざけすぎていた。
まず、船長を拘束してから逮捕まで13時間も対応を話し合っている。本来ならば即刻逮捕して、「外国人漁業取り締まりに関する法律」の「領海侵犯」の罪で裁かれるべきなのに、「粛々と国内法に則って、処置する」として、「公務執行妨害」で逮捕、漁船を返還している。国内法だと、罪は8分の1に軽くなる。そして船長を返すことを「お帰りいただいた」などと敬語を使う(筆者注、仙石由人談)
マスメディアはこの矛盾、問題にも殆ど言及していない。マスメディアは内部事情は知っている筈だか、表には出さず「中国悪いよね」の調子で終わらせてしまう。
対して中国は、しっかりと謝罪と賠償を求めてくるし、反日デモもはじめ、レアアース輸出停止、フジタ社員拘束、と、次々と仕掛けてくる。
一方日本政府の対応は「ビデオは公開しない」このような流れを見ると国際社会も「悪いのは日本だ」と思い始める。事実、ニューヨークタイムズは、「日米間に領土問題は存在する。今回の事件の責任は日本にある」と書いている。
こうなると日本国内でも「日本が悪い」と段々思い始める。中国の諺「嘘も100回言うと本当になる」の通り、中国はでっち上げでも何でも強引に言う。
日本政府は黙っている。そして「南京大虐殺」が日本の教科書にまで載るようになる。
今また、日本で、このようなことが現在進行形で進んでいる。
自分は、ビデオ公開の件で、最初「誰かがやってくれるだろう」と思っていた。しかし、誰もやらなかった。「誰もやらないなら、自分が何とかせんといかん」と思った。そうしなければ「日本が大変なことになる」と。
ただ、それで、(ビデオ流出で)もう、自分は終わる筈だった。自分の仕事は終わる筈だった。なのにマスメディアがまたしても政府の対応を追及せず、同じ映像ばかり繰り返し流すだけだった。中国の違法操業を許すな!という世論にまで持っていくべきだが、誰もそれをやらないから、自分がこうして解説をしている。
台湾の高金素梅という議員は、以前靖国神社で大暴れして、警備員に乱暴し、怪我をさせているが、不起訴になっている。重大なことなのにメディアは報道しない。
知らない、というか、真実を知ろうとしない国民も悪い。間違った情報を与えられ、それを鵜呑みにし、間違った判断をしてしまった結果が、一昨年の衆議院選挙である。
国民主権ならば、まず国民には正しい情報が与えられるべきであるが、国民自身が積極的に正しい情報を自ら求めなければならない。政治家任せでは国家は良くはならない。
竹島にはヘリポートが建設され、ロシアもまた、我が国の領海、領空を侵犯してきている。このままでは、本当に日本は大変なことになる。
国を守る、と、口で言ってるだけではだめで、国家のことを自分のことと同様に考えなければならない。
現在の日本の高校生は、日本の国境として、正しい線を引くことすら出来ないという、大変な時代である。
以上
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講演会の翌日(26日)またもや尖閣諸島沖に中国船3隻=海洋調査船と漁業監視船
報道をじっくり読めば、明らかにエスカレート(=悪質)している。(前回既報)
法と正義を重んじる日本人なら、怒りを感じるのが自然であろう!