奥沢・東玉川のヨガ教室

Vanda Scaravellli に学ぶヨガ
奥沢・田園調布・東玉川・雪が谷大塚・石川台・洗足池・自由が丘

春の土用

2017-04-24 14:08:48 | ヨガ

春の土用まっさかりの今日この頃です。

永年、ヨガを通して身体を拝見していると、土用の影響を受けやすい方には癖があるように思います。
三角のポーズは、すっきりとしたシェイプなのに、腎を補ったほうがよい方はねじりのポーズが弱いように感じます。
膝はよくねじることができるのに、肩や腕が回らない方、どちらかの腕がねじりのポーズのときに床から浮いてしまう方、と特徴があります。
週によっても、すんなり曲がるときと、ぐにゃっとしているときがあります。
「影響を受ける」のは、よくないことなのでしょうか?
影響を受けやすいこと、変化を感じやすいことは悪いことではありません。
 
なにものにも揺るがない、そんな身体やこころは、もっとも恐ろしいと思います。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ものおと

2017-04-17 15:48:37 | ヨガ

リラクゼーションのときに、隣の公園から小さな子どものキャアーという声と鳴き声が聞こえて来ます。

ブウブウと車の音。
センターの中のひとの話し声。
リラクゼーションは、静寂な中で行い、心をしずめる、というワケにはなかなかいきません。
 
床にじっと横になり、その日動かしたり、伸ばしたりと緊張を与えた身体の部位を意識し、緊張の名残を感じながら、刺激が消えるのを待ちます。
周囲のものおとに抵抗するのではなく、耳に聞こえるすべてを聞くこと。
ああ、子どもの声だな、
車の音だな、
ひとが話しているな、と。
そうするとゆっくりと自分の内側に静寂が広がり、周囲と自己の内部にみっちりとカーテンが引かれたようになるのです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2017-04-10 15:54:42 | ヨガ

東玉川地区会館の第一会議室の窓から、隣接する公園の桜の木がみえます。

先週は、まだだね、と眺めていたのですが、今日はもう葉っぱの緑がちらほら花の先からのぞいています。
今年の桜は、まだかまだかと思ったらようやく咲いて、咲いたかと思ったらもう葉桜になっています。
桜を見ながらツリーポーズをしよう、と思っていたのですが、時間がせまってきてしまいました!
しばらく具合がよくなくてお休みしていた方が、ひさしぶりにみえたので、リラクゼーションをたっぷりしたかったのです。
 
我が家の桜は、今年ひとまわり花の粒が大きく、二階の窓を開けると見るとぐいと顔を寄せてきます。
 
昨日、秋に亡くなった犬の遺骨を桜の下に埋めました。
「ねがわくば、桜の下にて春死なむ・・西行法師」
桜の季節に埋葬しよう、と決めていました。
生後七ヶ月にひどいブリーダーから救助してきた引き取り犬でした。
こんなふうにかれを失うとは思っていなかったので、私は過呼吸に陥り、ヨガをしていなければどうなっていただろう、と思うほど、ヨガに助けられました。
呼吸が、自分の力ではどうにもならないことがある、ということを教えられました。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

膝のうら

2017-04-03 16:31:49 | ヨガ
ドッグ・ポーズのインストラクションは多様です。
この季節、膝の裏側をうしろに突き出して開くようにお話しします。
今日のような、春のひかりの満ちている日は、膝のうらにある小さなホールを意識して、そこからひかりを取り込むイメージで行います。
 
わたしたちのからだには、かつては開いていたのにいまは閉じている、という部分があります。
膝のうらもそうですし、前頭葉のやわらかい部分もそうです。
もちろん不具合が生じて、いまのようなかたちに進化したのですから、閉じている部分をむりやりこじ開けるわけにはいきませんが、ヨガではその部分のやわらかさ、気の出入りを感じることは意味あることだと思います。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする