ヨガでは眼球を上にひっぱることが、強調されています。
私たちは、はじまりに目に意識を集中するウォーミング・アップをします。
顔面と首にこわばりがあると、ポージングの効果がうまく入らないので、目を中心に顔全体をリラックスさせてから始めるのです。
コブラで身体を反らす動きでは、目も一緒にひっばり上げます。
このとき、自分の脳天をにらみつけるように、ある程度の力を入れて行うほうがよいのです。
力をこめることは、こころをこめることでもあります。
子どもの成長を育む活動のなかにも「目玉を天井!」の掛け声が聞こえます。
「感情をコントロールする」ことは可能なのか?
ヨガの先生から、
「身体の動きは『ストップ!』と言えば止めることができますが、感情の動きは『ストップ!』と号令をかけても止まりません。感情も、理由があって出てくるのだから、理由を突き止めるまでは消えません。」
と言われたことがあるのです。
しかし、です。
理由を突き止める時間がなくなりそうです。
古い記憶からくりかえし湧いてきて自分を翻弄する感情。
理由を突き止めて、成仏してもらった感情もありますが、まだまだ溜まって毒を吐いているようです。
マニプラ・チャクラは、感情のチャクラ。
まさに私の毒が、みぞおちに溜まって固まっているのを感じています。
この部分は、漢方を飲んでも、野口整体をしても劇的な改善はみられませんでした。
チャクラが解放されれば、すかっと自分を離れてものごとや過去を眺めることができるのでしょうか。
なんとも楽しみなことです。
アナハタ・チャクラは、胸の位置にあります。
図解によれば。緑色のチャクラで両肺を意識して、呼吸を吸ったり吐いたりしながら、胸の空間をひろーくイメージしていきます。
イメージ力には限界がありません。
空想のなかで、胸はひろーい空間へとずんずん拡張していきます。
そして、さらにじっとその空間を眺めながら、明るい色を見出していくのです。
アナハタ・チャクラは、与えるエネルギー。
このチャクラがひらくと、ひとを助けることのできる力が得られます。
ひとを助けることは、自分が救われる準備だと、本には書いてあるのです。
そういえば、最近よく道でひとにものを頼まれます。
自分に、ほんのちょっと人助けのエネルギーがうまれつつあるのかもしれない、と思います。
愛のアナハタです。
