奥沢・東玉川のヨガ教室

Vanda Scaravellli に学ぶヨガ
奥沢・田園調布・東玉川・雪が谷大塚・石川台・洗足池・自由が丘

アイアンガーからの脱皮

2023-01-30 14:07:53 | ヨガ

私が教わったヨガはアイアンガー・ヨガで、ブリックを使い、ひもを使い、まるで定規を使ったように足首の角度を直角、180度などと直線を意識したヨガでした。

それまで自分にはヨガが合わないと思ってきたのですが、このグループと出会ってほんとうにヨガが好きになりました。

ヨガの時間だけが救いだった時期もあったのでした。

そして、ついに自分でもグループを開催することになったのですが、

やはり直線を意識したヨガでした。

戦士のポーズでは、膝が床から直角、上半身が太ももに対して垂直、三角のポーズでは上半身のラインが床かと並行というふうにこだわってきました。

実際、私たちのメンバーのポージングはシャープで美しいです。

 

昨今のヨガ事情は異なるらしい。

もっとゆるくてテキトー。

しかし、終わったあとの爽快感は変わりありません。

むしろマイルドかも。

頭を切り替える必要があるかもしれません。

自分自身、これまでできていたことがやりづらくなり、あれ?と思うことがあります。

「年齢のせいなんてあきらめずガンバレ」と思う自分がいます。

できていたことができなくなるとぎょっとします。

しかしむりに使おうとすると必ず身体がNO!と拒否。

痛みが出ます。

これからは、やりにくくなったりできなくなったりする自分とどう付き合っていくのか、が課題です。

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コーモン力

2023-01-24 13:01:13 | ヨガ

腹ばいにはなって行うのがよい方法だと思います。

恥骨、骨盤をマットに押し付けるなど意識的に刺激して息を吐き、

吐きったところでキュッとコーモンを引きしめます。

三回繰り返します。

一度めと三度目の差を感じてみてください。

身体は最初の動きには警戒して二回目でやっとしぶしぶ指示に従ってくれます。

三回目に思いと身体の交流ができるのです。

 

コーモンに力を入れることをひんぱんにやってはいけません。

身体は刺激に対して慣れ、慣れることで弛緩してしまうことがあります。

一日に一度、ぎゅっと引きしめることを三度繰り返してみます。

頭のてっぺんになにか感じるかもしれません。

きもちが決まりきらない、というようなときにも効果があります。

女性の尿もれの予防としてはうってつけです。

自分の筋力が使えるうちは、自分の筋力でなんとかしていきましょう。

そして身体はすぐ忘れてしまうことも、頭でわかってあげてください。

 

私は、息を吐ききった時にコーモンを収縮させる、とヨガで学びましたが、本山博先生の本によれば、第一のチャクラを目覚めさせるときの呼吸法では、吸ったあとに会陰を収縮される、とあります。

チャクラ瞑想のときは、本山先生の方法で呼吸を行っています。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひざ

2023-01-16 15:01:09 | ヨガ

寒いながらも春が近づいています。

身体は、空気の冷たさと、新しく流れている春の空気のどちらの適応しようか、と迷っているようです。

「ひざをまっすぐに」と言ってもひざが曲がらないことがあります。

ひざは、陽気を必要とする部位です。

陽気が不足するとすぐひざに表れるのです。

季節が急に変わるとひざがわななくようなときがあります。

ショックなできごとがあるとひざがゆるんでしまうようなことがあります。

一時的に陽気が失われたときの症状です。

ひざが伸びにくいときは、別の部分のラインを意識してみましょう。

たとえばかかとから腰のライン全体を感じてみる。

腰から肩までのラインを意識してみる。

ひざを別なラインで囲むようにイメージするのです。

身体は一部ではありません、すべてつながっているのです。

つながりを体感できるようになりたいです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

動くこと、動かないこと

2023-01-12 07:31:19 | ヨガ

たいていの場合、ひとは動くことより動かないでいることのほうが苦手です。

動くことは元気で、動かないでいること、運動をしないこと、じっとひきこもっていることは「不健康」とみなされます。

もちろん身体を動かすことは大切なことです。

生きていくための必須条件といえるでしょう。

 

しかし、動き続けていないと不安、なにかをしていないと落ち着かない、という状態が続くのはこころにとってどうなのかと思うのです。

ひとにとって、最も大切なこころにとって、たまにはじっとひきこもる状態も必要だと思います。

坐禅に行くと40分じっとしていなければなりません。

頭をからっぽに、と言われます。

スカラヴェリ女史が書いているように、身体は止まれ!と号令されれば意志の力で止めることができます。

ところが、こころはどうでしょう。

無意味と思われることに頭を悩ませる経験はどなたにもあると思いますが、止まれ!と号令をかければ囚われている思いから解放されるものでしょうか。

私の師匠、仏国寺の和尚は、頭をからっぽにできなければ流しなさい、溢れる思いをどんどん流していればいいのです、と言っていました。

 

私たちのヨガは、止まるヨガです。

身体を動かす時間より、ゆっくり呼吸をする時間を長くしています。

呼吸は瞑想です。

身体の動きと呼吸の動きをみつめる時間を深い瞑想状態へといざなっていきます。

確実に瞑想に入ることができます。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヨガの会

2023-01-03 07:27:06 | ヨガ

ヨガは、だれかと一緒に行うものです。

ひとりで、リモートで、スポーツとして行うヨガもあるかもしれませんが、それはそれです。

ヨガは呼吸の交換であり、気の交換です。

自己の内部に向かっていく動きであり、鏡を見たり、映像を見たりしながら行うものではないと思っています。

腕を上げる、腕を下げる、というたったそれだけの動きだけでも、だれかと一緒に行うと違います。

インストラクターがどのような声で、どの方向に声を出すかでも大きく違うのです。

ヨガが体操やバレエと違うのは、そういうところにあるのです。

ヨガや瞑想はひとりではできない、ひとりで行うべきものでない、というのは人間の在り方を示していると思います。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする