復活

昨年は、股関節の痛みでしばらくお休みしていたメンバーのこのところの変化に目を見張ります。

痛んでいた部分が治った、ということ以上に全身が自由に伸びている印象です。

最初に通院した整形を変え、積極的にリハビリを行うクリニックに変わったこともよかったようです。

私たちのヨガは、リラクゼーションのためのものです。

脱力弛緩することによって、無駄な力を取り除き、不活発になっている部分を呼び覚まします。

ポージングに有する時間と同じくらい、身体を休ませます。

じっくりと身体に与えた刺激を噛みしめ、浸透させてから、次のポーズへ取り組みます。

じってしている時間が苦手、とおっしゃる方もいるのですが、拝見すると、そういう方こそリラクゼーションが必要だと感じます。

ヨガの始まりと終了の表情に効果がはっきりと現れているので、わかっていただけないのはが残念な気がします。

自分で自分をゆるめる

三角のポーズの前に、腰をゆるめる体操をします。

寒かったり暑かったり、湿気たり乾燥したりドタンバタンという段差を上り下りする私たちの身体。

すべて腰が吸収し、調整してくれています。

腰をゆるめるこの方法は野口体操の教えで、自分の指で腸骨をぐるりと押して感じやすいポイントとにぶいポイント、痛みを感じる部分があれば「いたきもちいい」程度に触れます。

この方法で実際にかなり腰がゆるむのです。

そして、両手で骨盤をしっかりと支えて、ぐるりと腰を回します。

まるーく回します。

きれいにぐるっとまわる部分と、どこかひっかかりを感じるような感覚を持つところもあるので、よく感じておきます。

自分の手で自分を支えることは貴重です。

自分の手のパワーを感じ、手で身体を知ることができます。

パワーは磨けばよりパワーを持つのです。