ヨガに参加したい、と知人づてに聞いていた方からずいぶん音沙汰なしで、
気が変わったかな、と思っていたらいきなり登場して以来ほとんどお休みなしに通ってきている方がいます。
聞けば、身内の介護に数年を費やし、看取ってからの参加でした。
この方の熱心さ、ま真面目さは週に一度拝見するだけで、日々練習をされていることが伺えます。
みるみるうちに身体が変わっていくのを目の当たりにしていたのでしたが、話しを聞けば、ヨガを終え、リラックスの時間（瞑想の時間）に亡くなった方を近くに感じることができる、ということでした。
ヨガには、実際的な面とスピリチュアルな面があります。
身体を整えながら、内面を掘っていく作業だと思います。
もっと奥へ、自分の芯の部分へ接近していきましょう。
ヨーロッパは再び外出制限などの措置が取られ、英国ブライトン在住の師匠キャシーさんはこの時期の外出制限が鬱傾向にあるひとへの悪影響を考慮してほしい、とSNSで訴えています。
コロナ下のヨガ・メンバーに届いたお便りを載せます。
みなさまへ by Cathy
もしあなたが、ストレスや不安、パニックを感じたら、ゆっくりと深く呼吸をするようにしましょう。
あなたの足に注意を向けてください。
つまさきをくねくねさせてみてください。
足首をくるくる回してみてくざい。
かかととつまさき、土踏まずの皮膚を通して、地面を感じてみてください。
あなたの足から根っこが生えて、土深くへとのびているいるように、イメージします。
まるで目に見るように感じてみましょう。
あなたの足と脚で地球のエネルギーをひっぱっている、と感じてください。
赤いいきいきしたエネルギーを全身に吸い込んでいっぱいにします。
できるだけ身体の感覚をキープしてから呼気とともに身体中の緊張を吐き出します。
もしあなたが外にいれば、靴下や靴の形の質感、風合い、肌触りをていねいに感じます。
体重を片方の足から片方の足へ移動させます。
どちらの足があなたを支えていますか?
左足からつたわるエネルギーが左半身を流れて右脳を活性化させます。
右足からつたわるエネルギーは、右半身を流れ左脳を活性化されます。
どちら側が感じやすいでしょうか?
どちらのほうが気分をよいでしょうか?
どちらの脳があなたを穏やかな自由な気持ちにしてくれるでしょうか?
あなたの重心はどちら側にありますか?
興味深い発見をしてみてください。
すべてのひとに愛を送ります。
つめたい北風の吹く月曜日の朝でしたが、昼に近づくにつれて気温が上がってくれてありがたい。
公園の木々が秋色です。
ヨガをするとゆるみます。
ポージングは緊張と弛緩のコンビネーションですが、最終的には弛緩だと思っています。
ヨガをしてあくびが出るのは歓迎です。
ため息が出ることも同様、頭をゆるめようとして深い呼吸がでるのです。
空気が乾燥しているので余計に頭の緊張が増します。
緊張していると皮膚がぴーんと張っているので、頭の皮膚をいったんぶよぶよにして緩めます。
終了後、みなさんの顔色がよくなり皮膚がふっくらしています。
月が変わり１１月になりました。
今年もあと二ヶ月です。
コロナがあったおかげで、十二ヶ月が短かったような気がします。
このところ、必ず行っているのは、ドッグ・ポーズの時手のひらに圧をかけ、肩甲骨を開いて胸の奥を開くことです。
コブラの時も手のひらに逆方向の圧をかけて、肩甲骨を開き胸を開きます。
こじ開けるような感覚でしょうか。
ヨガをはなれ、ふだんのときに、ふと気がたてに通る感覚を持つことがあります。
すーっと中軸が広がる意識です。
自分の内面が広がったような、よい気分です。
この感覚を大切にしたいと思います。
