台風が関東に直撃する、という月曜日の朝を迎えました。
今日は、ほんとうにヨガをしたかった。
背骨に刺激がほしい、と思いました。
明け方の豪雨や、川の氾濫を知らせるビンポンの音に不安を感じながらも、最新の天気予報によると、８時には雨が上がる、ということで、メンバーに通知しました。
いつものように呼吸法から始めました。
ああ、ひとりで行う呼吸法とは違うとはこんなに違う!
みなさんと、吸う息、吐く息を繰り返しながら、お腹と鼻が直結して、深く、深く入っていきます。
ねじり、ドッグ、コブラ、三角のポーズ、リラクゼーション、最後の呼吸法、といつものパターンですが、
なにか一皮むけたような、そんな気がします。
今度こそ、ほんとうに抜けられるかもしれません。
先週は、祝日でお休みでしたが、来週１６日も休むことになりました。
私の腰が、またぐずぐずしています。
身体がまっすぐにならない、まっすぐに歩けない・・・。
左右の偏りが激しいと、ヨガをしたあとの疲労感が強く、むりをしないことに決めました。
ついにこのような時期がやってきました!
正直をいえば、もう一年ほど前から、ヨガをしたあとのさっぱり感がないことが増え、悩んでいました。
主催者がこんな状態では、来てくださるかたに申し訳ないと思いながら、他のヨガに参加したり、ヨガ関係の本を読んだりと、今までクリアーできたことに再挑戦しながら、もがいたのですが、停滞が続き、敏感な参加者は、さっぱりしない顔で帰っていきます。
たまに爽快に終わることがあると、これでようやく抜けたか、と安堵しましたが持続しません。
一方、人生の大きな曲がり角でこの会に参加を決めてくださった方から、この会が助けになっている、という話しを聞くと、頑張ろう、とやる気がでました。
この停滞が、なにを意味するのか、抜けて見ないとわからないかもしれません。
ただ、参加してくださる方いらしての会であり、このようにたびたび「おやすみします」のメールを出さなくてはならないのはどうなのだろう、とも思っています。
急に寒くなりました。
身体に痛みや問題を抱えている方は、つらい時期だと思います。
とりあえず、今日は整体へ行きます。
私の場合、自分の力でどうにもならない場合は、野口整体です。
※ 先週月曜日、新宿でギリヤーク尼崎が踊るというので思い切ってでかけてきました。
８７歳の大道芸人を見に、多くの観客が訪れ、私のようなチビはひとの頭と頭のあいだからなんとか生ギリヤークがチラ見できる程度でしたが、チカラをもらえた気がしています。
今日から１０月のヨガ。
これまでのメンバーがお辞めになり、お休み中の方もいて、ややさみしいヨガの会となりました。
私の腰は、ずいぶん楽になり、ひさーしぶりに三角のポーズができました!
永いこと、私は自分の身体にヨガは合わないと思っていました。
終わったあと身体が凝ってしまうのです。
イスタンブールに暮らしていたころ、右肘を痛めて、あるひとからヨガを勧めにれました。
オーストリア人の女性率いるヨガの会で、イスタンブールの名門校「ロバート・カレッジ」の敷地内のゲストハウスでドイツ人、オースリア人のメンバーで行っており、私もそこに混ぜてもらいました。
日本でも、どこでも浮いている私は、外人のあいだにはいってヨガをすることにさして苦手意識はなかったのです。
ことばがわからず、自分だけいつまでも下を向いていたり、上を向いていたりして、恥ずかしい思いもしましたが。
何度か通いましたが、その会でも、私は身体がこわばってしまい、やっぱり合わないんだ、と思ったものです。
ただ、不思議なのは、ヨガを終えたあと、タクシーで帰るのですが（イスタンブールはタクシーが安くて助かりました）
ロバート・カレッジからゆっくり下に降りていくと、ボスボラス海峡がきらめいていて、第二の橋だったか、第一の橋だったか、（ボスホラス海峡を挟んで、アジアサイドとヨーロッパサイドを結ぶ橋は第一、と第二があります。）
橋と海峡の光景が来た時とまったく違って見えるのです。
自分の目、あるいは心の膜が取れて、くっきりと澄んだ景色が見えるのでしょう。
あの感動は忘れられません。
そういう体験はあったのですが、私が初めて自分に合うヨガに出会ったのはイスタンブールではありませんでした。
