奥沢・東玉川のヨガ教室

Vanda Scaravellli に学ぶヨガ
奥沢・田園調布・東玉川・雪が谷大塚・石川台・洗足池・自由が丘

アンチ・フォース

2023-07-17 18:23:43 | ヨガ

テーマは重力です。

アンチ・フォースとは、下に落ちようとする力が強ければ、逆らって上に向かう力がうまれます。

おそろしい滝の流れは、同時にすさまじい水しぶきの上昇を生むのです。

この抵抗と反発の力をアンチ・フォースと言います。

ひとの身体のなかにも、重力のふたつの力がいきている、

そして、力の分岐点は腰、とスカラヴェリは説いています。

腰を起点に、ひとの身体は地面に向かってしっかりと根を張り、

一方背骨は上に伸びようとしています。

スカラヴェリ・ヨガはこのことを強調します。

 

また、本山博先生の本によれば、陰と陽、プラスとマイナス宇宙を支配するふたつの力がぶつかり融合する点はハラ、チャクラでいえばマニュプラというのです。

分岐と融合は、意味の底において同じです。

 

上に向くポーズのときは、必ず反対方向に伸びるラインを意識します。

コブラのポーズで上に向くラインとつま先にむかって伸びるラインを意識します。

三角のポーズのときは、空に向かう腕と、床を押さえている腕を意識します。

どこで分岐し、どこで合わさっているのか、体感してみると、さらに柔軟な伸びを感じます。

 

 


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不都合な現実と渡り合う

2023-07-03 17:30:57 | ヨガ

ヨガに行く前に、たっぷり活元運動をする。

半年以上も前に傷めた手首に、むりな圧をかけてヨガをし続けていたら治らなくなった。

あってはならないことだ。

やっとはいけないことだ。

思うように動いてくれないからだは、思い通りにならないわが子のようで、裏切りのテーマを歌いたくなる。

ぎゅっと変な力を入れてこっちを向かせようとして失敗する。

手首には手首の事情があり、なにごとによらずからだの叡智は、認めなくてはならないのだが、しゃしゃりでてくるのは自己・セルフ・エゴ・ミエ・プライド、なんだっていい、不都合な現実である。

 

「整体法の基礎」野口晴哉著は、昔、整体協会でしか手に入らなかった時代に所有していたが、どこかで手放したようで見当たらない。

アマゾンで購入した古書が、あまりに赤鉛筆だらけ、鉛筆の書き込みが行間を這っていてクレームした。

送り返す必要はない、とのことだったので返金だけして、タダならしょうがないや、とありがたく読ませてもらっている。

これまでに読んだはずのことばが、いま意味をもちはじめる。

 

《気というのは、細かい物質の分散ではなく、分散する力なのです。

からだを動かすと気も旺になります。

整体指導は、この気をどう使うかということだけで心とかからだとかにはこだわりません。

からだに現れる以前のもの、物以前のものを物以前の力で処理していくのです。》


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