今年のはじめに急に逆立ちがしたくなって、おそるおそる壁を頼りにやってみたところ、すいっと足が上がった。
手を組み替えてもう一度、そちらもらくにできた。
翌日、もう一度試みた。
同じようにできた。
翌々日もやってみた。
今度はうまくできなかった。
手を組み替えても、バランスがとりづらい。
逆立ちをやったあとは必ずコブラをする。
ほんとうは、ブリッジがよいのだけど、もうブリッジができなくなっている。
気がつくと、できていたことができなくなる。
たいへん怖いことだ。
三日続けて逆立ちをしたあと、首がまわらなくなった。
首だけではなく、左肩もおかしくなった。
食事をしながらテレビを観ることができない。
首がつりそうになってしまうのだ。
寝ながら本を読むことができない。
リモートでだれかと話すということも難しくなった。
パソコンの作業も首を片手で押さえながらでないとできなくなった。
ずいぶん長くそんな状態が続いた。
あれから半年近くたって、ふっと逆立ちしたくなった。
いまだ!
という感じですっと短時間やってみた。
すいっとあがった。
続けてはやるまい。
また一週間ほどたったころ、自分で自分をだますように、はずみでやってみる。
そして昨日三回目、すこしながく立った。
自分の軸をしぼる。
軸をきゅっとしぼって地球の中心に重ねてみる。
いい感じである。
今日の東玉川地区会館のヨガは、年に数回あるかないかのすばらしいお天気。
気温も、公園の木々に集う鳥の声も、窓から差し込む光もなにかもほどよく、こんな天気が一年中つづいてもいいね、と勝手なことをメンバーで話し合う。