来月から改装に入るため、5ヶ月間会場を移動します。
十年以上われれわれのヨガを見守ってきてくれた桜の木ともしばしお別れ。
そんな気持ちで、ツリー・ポーズをしました。
頭の上で合わせた両手の指先からは空。
地に着いた足の下には大地に伸びる根をイメージしながら、自分の中心軸と木の幹を合体させます。
力をもらえるポーズです。
みなさんのツリー・ポーズを拝見すると、それぞれりんと伸びこちらの胸に響きます。
「きょうはコブラがうまくいかなかった・・」と感想を言われた方。
「肩かしら、腕かしら?」
首だと思います。
そういえば、トライアングルで腕を水平に伸ばす際、その日は肩がやや上がり気味でしたね、とお伝えしました。
首の状態はその日のコンディションでずいぶん変わります。
私が「肩を下げてくださーい」と言うと、首がすいっと伸びるときと、首と肩の距離がなかなか離れてくれないときがあります。
首が詰まっている、のです。
整体などでも首を治せる整体師は少ないと思います。
私などは、整体や指圧はもとより、美容院で頭髪をマッサージされても首が凝ってしまいます。
シャンプーも力まかせにされると不快で、やはり首にきます。
首の凝りは、目の疲れ、肩の疲れ、頭の疲れ、全身の疲れが集中します。
この細い頚椎で、重くて嵩張る頭を必死で支えてくれているのですから、力学的にも無理のないことだと思います。
セイロン・ヨガは、首に偏りを作らないために横になってするヨガを多く取り入れたプログラムになっています。
私たち東洋人の頭は大きくて重いのです。
そのために、上半身が下半身よりもがっしりしているのです。
五月の末に、転んで右手を強く打ち、当初は炎症と痛みが尾を引いてヨガの教室で前に立っているのもきつかったです。
右手首から先に、全体重をかけて転んでしまったので薬指と小指を捻挫、指二本使えないとお箸を持つのも歯ブラシを使うのも苦労します。
炎症があるあいだは控えましたが、一週間すぎて痛みは残るものの熱が取れてくると、ヨガをするとその後ぐっと良くなりました。
幸い手首を直角に曲げることはできたので、その後も指の動きは不自由ですが痛みの範囲が小さくなっています。
捻挫は時間がかかるようです。
メンバーのなかにも転んで肩を打った方がいて、この時期転倒には注意ですね。
