私は歴史が好きである。
広く薄く浅く、ではあるが。
先日フジテレビのドラマスペシャルで『虹をかける王妃』をしていた。
愛新覚羅浩様よりも20年程も前に、やはり政略結婚として、朝鮮の李王朝に嫁がれた方子様のお話である。浩様同様、流転の王妃である。このお話を見るまで、まったく知らない方だった。
方子は昭和天皇のお妃候補の筆頭であった。しかし皇太子妃とはならずに、11歳から日本に留学されていた朝鮮の李王家の第七皇子(後に立太子される)李垠の妃となる。
方子が女学校を卒業した後結婚。慎ましやかに幸せな家庭を築いていた。
太平洋戦争を挟み、大きく世界情勢が変わる。
お二人を取り巻く環境も大きく変わる。
臣籍降下により李垠は王族としての身分が無くなり、在日韓国人として登録される。
また終戦後、朝鮮に戻りたくとも排日政策などのため、長い間帰国することもできなかった。
11歳で来日して以来、56年ぶりに故国に戻ることになった李垠とともに、韓国国籍を取得した方子も韓国へと渡る。
李垠は脳血栓で倒れていたため、故国に戻るも意識は無く、終に祖国の地を踏むことなく永眠。
方子は李垠の意思を継ぎ、障害児の教育に従事する。多くの障害を持つ子供の為に尽くした方子は後に、『韓国障害児の母』として多くの国民に敬愛される存在となる。
1989年に87歳で逝去。
日朝の架け橋として嫁がれた方子様であったけれど、お二人は愛をはぐくまれ、最後まで朝鮮のために尽くされたとても素敵なお話だった。
終始「殿下・・・」と語りかける仕種も素敵だったけれど、ラストの年老いた方子様が李垠に話かけるシーンはとても心に残った。
今もお二人は李王家の土饅頭の下に仲良く眠っていらっしゃる。
見る切っ掛けは、『脚本:マキノノゾミ(もちろん、鈴木哲也さんのお名前も有!)』だったからなんだけど、本当に見てよかったなぁ~って思えるお話だった。
菅野ちゃんも良かったし、岡田君もよかった。言葉遣いも美しいし、なによりストーリーが美しかったと思う。方子様の幼少から晩年まで、駆け足で走り抜けるストーリーではあったけれど、その中心にあるものが綺麗だな、と思った。
またこの時代も、ちょっと調べてみなきゃ・・・なんて思っている。
広く薄く浅く、ではあるが。
先日フジテレビのドラマスペシャルで『虹をかける王妃』をしていた。
愛新覚羅浩様よりも20年程も前に、やはり政略結婚として、朝鮮の李王朝に嫁がれた方子様のお話である。浩様同様、流転の王妃である。このお話を見るまで、まったく知らない方だった。
方子は昭和天皇のお妃候補の筆頭であった。しかし皇太子妃とはならずに、11歳から日本に留学されていた朝鮮の李王家の第七皇子(後に立太子される)李垠の妃となる。
方子が女学校を卒業した後結婚。慎ましやかに幸せな家庭を築いていた。
太平洋戦争を挟み、大きく世界情勢が変わる。
お二人を取り巻く環境も大きく変わる。
臣籍降下により李垠は王族としての身分が無くなり、在日韓国人として登録される。
また終戦後、朝鮮に戻りたくとも排日政策などのため、長い間帰国することもできなかった。
11歳で来日して以来、56年ぶりに故国に戻ることになった李垠とともに、韓国国籍を取得した方子も韓国へと渡る。
李垠は脳血栓で倒れていたため、故国に戻るも意識は無く、終に祖国の地を踏むことなく永眠。
方子は李垠の意思を継ぎ、障害児の教育に従事する。多くの障害を持つ子供の為に尽くした方子は後に、『韓国障害児の母』として多くの国民に敬愛される存在となる。
1989年に87歳で逝去。
日朝の架け橋として嫁がれた方子様であったけれど、お二人は愛をはぐくまれ、最後まで朝鮮のために尽くされたとても素敵なお話だった。
終始「殿下・・・」と語りかける仕種も素敵だったけれど、ラストの年老いた方子様が李垠に話かけるシーンはとても心に残った。
今もお二人は李王家の土饅頭の下に仲良く眠っていらっしゃる。
見る切っ掛けは、『脚本:マキノノゾミ(もちろん、鈴木哲也さんのお名前も有!)』だったからなんだけど、本当に見てよかったなぁ~って思えるお話だった。
菅野ちゃんも良かったし、岡田君もよかった。言葉遣いも美しいし、なによりストーリーが美しかったと思う。方子様の幼少から晩年まで、駆け足で走り抜けるストーリーではあったけれど、その中心にあるものが綺麗だな、と思った。
またこの時代も、ちょっと調べてみなきゃ・・・なんて思っている。