埼玉・岩槻の慈恩寺に出かけました。
板東札所33ヶ所の第12番札所として知られています。
慈覚大師円仁が開山したと伝えられています。
江戸時代徳川家康から寺領百石を拝領した格式高いお寺です。
本堂から少し離れた所に、十三重霊骨塔があります。(玄奘三蔵霊骨塔)
西遊記で知られる三蔵法師(玄奘)は、西暦602年中国に生まれ、経典を
求め、天竺(インド)を志し、幾多の辛苦を克服して17年に渡って仏典の
蒐集研鑽に励み、63歳で遷化されるまでに大般若経(600巻)など1300余巻
の経典を訳した。
日本仏教史上に、不滅の光を放つ不世出の高僧でありました。
不明であった霊骨が昭和17年に南京において発見され、日本にも分骨贈与
されました。法師有縁の地として、昭和25年十三重霊骨塔を建立した。
(境内入り口の資料より)
三蔵法師玄奘にまつわる高僧の生い立ちの1部を知ることができました。