埼玉・児玉郡美里町大字猪俣 猪俣の百八燈 (国指定無形文化財)
毎年お盆の8月15日に、猪俣地区の堂前山の尾根に築かれた、百八基の塚に火を
灯す盛大な行事で武蔵七党の一つ、猪俣党の棟梁、猪俣小平六範綱及びその一族の
霊を慰めるとも伝えられています。
この行事は、各地で行われるお盆の百八燈の行事の中でも、108の塚を築いた
その上で、火を焚くという点で異色であり、霊を慰めるという趣意と相まって
塚信仰の様相をよくしめしています。(美里町資料より)
国道254号線寄居から藤岡方面に向かって行くと「猪俣の百八燈」の標示が
目につきました。何かと思い寄り道をしました。
火を灯す姿は見られませんでしたが、昔の行事を今に伝えることは大変
素晴らしいことだと思います。
また、のどかな田園風景を見ることもできました。