大光院 群馬・太田市金山町37-8
慶長18年(1611)徳川家康によって一族の繁栄と、始祖新田義貞を追善
するために開かれた浄土宗の寺です。開山には、芝増上寺の観智国師の
門弟4四哲の一人と言われた「呑龍上人」が迎えられました。
吉祥門は、間口三間、奥行き一間の切り妻造り、桟瓦葺きです。
瓦の葺き替え、袖垣の修理以外は当時のまま保存され古式を
よく残しています。
徳川幕府が定めた浄土宗の学門所で、関東18檀林の一つとして
知られています。呑龍上人は、庶民教育に心をくだき、生活困窮者
の子供を弟子の名目で養育、その高徳により「子育て呑龍」として
厚い信仰を集めています。
樹齢700年と言われる
「呑龍松」はしっかり根付いています。
慈愛の鐘は、昭和31年呑龍上人生誕400年に合わせて鋳造
されました。総重量850貫 口径四尺3寸といわれます。
(昭和34年よりメートル法に統一・1貫=3.75kg1尺=0.303m)