旧坂東家住宅 埼玉・さいたま市見沼区大字片柳1266‐2
加田屋新田を開発した旧坂東家は、木造平屋、寄棟造り茅葺の
建物で、安政4年建てられました。(さいたま市有形文化財指定)
南部鉄瓶で沸かしたお湯で、お茶の接待を受けました。
坂東家は、紀州の出身で、江戸に住む商人でしたが、新田開発や
見沼代用水の完成に併せて、用水の見回り役などを務めました。
貴重な茅葺屋根を守るため、毎日
「囲炉裏の火」を
燃やしています。室内をいぶしておくことにより、虫除けとなり、
家の保全管理されているそうです。
平成4年、解体工事に伴い発掘調査で(復元工事)土瓶に入った
一分銀400枚が見つかり(百両相当)展示されていました。
「生きている民家」をテーマにされている「くらしっく館」は、
見て・触って・体験できる家です。昔の楽しい思い出が甦りました。
館内では、公開講座や企画展示など月毎に行われています。
今回は、和紙を使った絵の展示をされていましたが、初めて
の「和紙絵」に感銘を受けました。(緒方澄子作)
古きよき時代の大切さを感じました。