~田の窪ザゼンソウ~ 群馬・前橋市富士見町
赤城山麓の旧富士見村に「田の窪ザゼンソウ群生地」があります。寒冷地の湿地に自生するサトイモ科の発熱植物で、僧侶が座禅を組む姿に似ていることから「座禅草」と名付けられたと言われています。赤紫色の苞に包まれた小さい花が密集した部分から発熱します。外気に敏感で花弁が反応し気温が零下になっても体温を20℃前後に保ち1~2週間発熱し続けます。
花は、雌から雄へと性を変え「雌性光熱」の性質を持ち、雌期に発熱して雄期に発熱を終えると言われています。発熱時に悪臭を出すことから英語名で「スカンクキャベツ」とも呼べれています。
今年は、昨年の猛暑の影響で花の開花は遅れているとのこと、やっとの思いで見つけることができ感動しました。 撮影日:2011.2.13