「いっぽ」のつぶやき

健康に福祉にボランティアにと、自分らしい人生を過ごすために、一歩ずつ歩んでいる「いっぽ」のつぶやきです。

絵画作品展

2007-01-25 23:07:34 | 日記
昨日から、友達の娘さんの絵画作品展が行なわれています。
友達は、学生時代の後輩で、今は「小さな一歩の会」で一緒に活動している仲間です。
その娘さんは、絵が大好きでとても上手だったので、高校も美術科に進み、将来は東京の美術大学に進学するのが夢でした。
それが、高校一年生の12月、16歳の誕生日の前日、自転車で登校中に交通事故に遭ってしまったのです。
相手の過失によるもので、しかも以前に事故を起こし、免許取り消し処分を受けて無免許で運転していたのです。
救急車で病院に運ばれたものの、数週間、意識不明の状態が続き、生命に関わる重体でした。
命は取り留めたものの、その後の治療も長引き、後遺症も残りました。
学校へ戻っても、まっすぐ線が描けなかったり、遠近感がわからなかったりで、とてもみんなと一緒に絵を描ける状態ではありませんでした。大好きだった絵が描けない、そのショックは大変なものだったと思います。
それでも少しずつ絵を描きだし、3年生の時には全国のコンクールで賞を取るまでになったのです。
ちょうど地元の大学に美術科ができて、そこで油絵や日本画を学び、今は大学院2年生になっています。

お母さんは、そんな娘さんをずっと支え続け、娘が自立するためにと、個展を勧めました。
しかし、娘さんは、自分が事故の被害者で、障害をもっているということを公表するのを嫌がり、そういうことは一切公表しない、という条件で個展を開くことにしたのです。

今日の夕方のテレビを見ていたら、ちょうどその絵画展のことをやってました。
娘さんがインタビューを受けていて、事故のことも話題になっています。
「あれっ、話している!」と思って、すぐにお母さんの方にメールしたら、後で電話がありました。
取材を受ける段階では、まだ名前も顔も出さないと言っていたらしいんですが、レポーターの人といろいろ話しているうちに、娘さんの方から、テレビに出てもいいと言い出したそうです。
お母さんの方がびっくりしてしまったと言っていました。
きっとみなさんに絵を見ていただいたことで勇気が出て、これからプロとして活動していくための一歩を踏み出すことができたのでしょう。
清らかな色彩の水彩画を中心に、油絵、日本画などもあり、来てくださったみなさんにもとても好評だそうです。
私も主人と土曜日に見にいくことにしているので、楽しみです。
お近くの方は、ぜひ彼女の成長を見にいってあげてください。

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       松永あかり絵画作品展

「身近にある季節折々の花を水彩で描きました。
その時々に心惹かれたものばかりです。初めての個展です。
ご高覧いただければ幸いです。       松永 あかり 」

展示期間  2007年1月24日(水)~1月29日(月) 6日間
展示時間  10:00~19:00 (但し29(月)最終日は17:00まで)
展示場所  アートスペース大宝堂
        熊本市上通り中央角 大宝堂地下
        TEL.096-354-2155
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