「いっぽ」のつぶやき

健康に福祉にボランティアにと、自分らしい人生を過ごすために、一歩ずつ歩んでいる「いっぽ」のつぶやきです。

インド式計算法

2007-06-15 07:06:41 | 日記
この前、テレビでインドの教育事情が取り上げてありました。
今、世界のIT産業はインド人によって支えられているそうで、インド人がいなければ、これほど急速な発展はなかったというのです。
なぜ、インドの人たちがそれほどまでに優れているのでしょう。

日本の小学校では算数で九九を覚えますが、インドの子どもたちは、19×19までの段を全部暗記するそうです。
それに3桁の掛け算を、途中の計算なしに、いきなり答えを書いているのにはびっくりしました。
勉強をして、優秀な成績をとることで、将来が約束され、貧しさから脱却できるので、みんな必死です。
そのために、インド式と呼ばれる独特の計算法が編み出されているそうです。
また大学の授業では、先生が教えるのではなく、自分たちで考えて進めていきます。
知識だけではなく、豊かな発想がなければ、新しいものの開発はできませんからね。
今の日本の教育では、先生が一方的に知識を教え、それを丸覚えすれば優秀とみなされ、自分で考えたり、新しいことを発想する力を養うことに欠けているようです。
もっと自由な発想で、自分で勉強する楽しさがわかれば、学力も上がるし、創造力もアップするのでしょうけどね。

先日、本屋で「インド式・魔法の計算ドリル」という本を見つけました。
もうインド式の計算方法を取り上げた本が出ているんですね。
パラパラとめくってみてみると、これがなかなか面白いんです。
例えば、193+89=?という問題。見ただけでは暗算は無理!と思ってしまいますが、
193+89=  をまず
193+7+82= とすれば、
200+82=  となり、
答えは282となります。

721-398
=721-400+2
=321+2
=323

5の倍数を掛けるとき、相手が偶数だったら、
12×35
=6×2×35
=6×70
=420

「×9」や「×19」のときは、
57×9
=57×(10-1)
=570-57
=513

45×19
=45×(20-1)
=900-45
=855

また11から19までの二桁の掛け算だったら、
19×16=?だと、最初に「19」と16の一の位の「6」を足し算して25になり、それを10倍にして250。
次にそれぞれの一の位を掛け算して、9×6で54。
250と54を足して、答えは304になります。

その他にも、便利なやり方がたくさんあって、それを覚えるのはたいへんかもしれませんが、複雑な計算問題も簡単に解けてしまうので、楽しいと思います。
こんな方法を知っていたら、学生時代、数学嫌いにならずに済んだのに・・・
今更とは思いましたが、あまりの面白さに、ついつい本を買ってしまいました。


コメント
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