金谷漁港を巡り東京湾フェリーターミナルに着いたのは12時30分。フェリーに乗船するので、フェリーターミナルの切符売り場に行きました。タイムテーブルを見ると、久里浜行のフェリーは13時15分の出港です。
これに乗船する事にし、往復の出来る遊覧割引切符(一人1150円)を購入しました。この切符は久里浜港には下船出来ないのですが、普通の往復切符(1600円)より、450円安いお得な切符です。
出港まで45分もあるので、ターミナルビルの中の食堂でランチをとりました。本の中に出て来る食堂のモデルになった所です。ここのレポートはフェリー乗船後に紹介します。
『旅立ちの日に』という本にもこのフェリーに搭乗する場面が出てきますが、私たちも5~6回乗船した事があります。久しぶりに乗船したフェリーは、開放感あふれて最高でした。
乗船口に向かう通路は細長くてチョット坂道、昔乗った青函連絡船の通路を思い出しました。
乗船して直ぐに、最上部の甲板に出ました。風もなく揺れる事が在りません。後ろのデッキから鋸山とフェリーターミナルが見えます。
救命ボートが右舷に吊るされていましたが、そこにこの船の船名が記されていました。かなや丸です。東京湾フェリーは浦賀水道を横断し、三浦半島の久里浜港と房総半島金谷港を約40分で結んでいます。設立は1957年9月、1960年から久里浜金谷間を2隻の船舶で自動車航送を開始。1962年社名を東京湾フェリーとし現在に至っています。
かなや丸は1991年8月竣工、3.580総トン、全長79m、幅16.7m、出力4.400㎰、航海速力13.5ノット、旅客定員580名・車両搭載数、トラック36台、乗用車110台、バス26台の大きな船舶です。
途中浦賀水道の真ん中あたりで大きなタンカーとすれ違いました。その向こうにぼんやりとしていますが、富士山が見えています。また金谷港からカモメがズーッとついて来ました。あげる物が無いので持っていた猫の餌を投げると、器用に空中でキャッチして食べていました。
出港から約25分位たった頃、対岸にある横須賀火力発電所の煙突が見えてきました。もう直ぐ久里浜港に到着です。