光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

国登録有形文化財・下郡郵便局旧局舎-木更津市

2024年09月20日 | 日記

 9/8(日)袖ケ浦市の春日神社で9月に行われる鹿島人形の神事を見に行ったのですが、行われていませんでした。通常は9月の第二日曜日に行われるので、期待して行ったのですが残念です。仕方がないので近くの木更津市下郡にある国指定有形文化財の下郡郵便局旧局舎を撮影に行きました。

 この郵便局旧局舎は昭和9年(1934年)に地元下郡の職人によって上棟(じょうとう)され、昭和55年(1980年)まで使用された貴重な郵便局舎です。

 県道145号線長浦上総線と166号馬来田停車場富岡線が交差する付近に立地しています。このような純農村地区にありながらモダンな外観を持ち、昭和初期に建造された郵便局が、完成当時のまま保存されている貴重な建物です。

 建物は寄棟造りの平屋建局舎です。玄関部分は銅板葺きの起くり破風造りの構えで、上部の板蟇股(いたかえるまた)、棹縁天井(さおぶちてんじょう)が張られています。

 全体は和風のデザインで纏められていますが、ペンキ塗装を施した下見板張りの外壁や縦長の窓が使われ、外観は洋風建築の雰囲気を持っています。(千葉県庁ホームページより)

 専門的な建築用語が使われわかりにくいですが、農村地帯に和と洋を装うモダンな郵便局舎が存在していたこと事態大変なことです。

 ここに郵便局が開設されたのは明治10年(1877年)、千葉県で28番目の郵便局として開局しました。当初は同じ敷地内の長屋門の一部を郵便局として営業していたのですが、昭和9年(1934年)にこの局舎が建築され昭和10年開局したのです。