光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

元旦に見た久津間海岸の富士山と海中電柱そして野鳥たち

2025年01月10日 | 日記

 時の流れがますます早くなりますね。2024年から2025年にあっという間に突入。箱根駅伝を見ているうちに三が日もすぐに過ぎていきました。元旦は天気も快晴で少し風も吹いていたのですが、ツレと早朝久津間海岸に富士山と海中電柱のたおやかな姿を撮りに行きました。

 この4~5年は天候が悪くならない限り、富士山と海中電柱を撮影に久津間海岸に来ています。東京湾で海中電柱が見られるのはここと牛込海岸だけ。何年か前に隣の江川海岸の海中電柱が有名になりましたが、現在は撤去され跡形もなくただの潮干狩り場となっています。

 スタジオジブリのアニメ、「千と千尋の神隠し」で有名になった海の中に立つ電柱が今も残る久津間海岸。気温が低く風も強いので誰もいないかと思ったのですが、自転屋に乗ってきたおじいさんと車が一台駐車してありました。おじいさんはコンデジで写真を撮っていました。

 左側に目を移すと今USスチールとの合併問題で注目されている日本製鉄の工場が見えてきます。

 日本製鉄の工場を見ていたときに波間に白い野鳥の群れが出現しました。30~50羽位の群れですぐ浜に着水しました。ハマシギのようです。全長は鳩ぐらいでしょうか、盛んに砂浜で何かを啄んでいました。季節により冬羽と夏羽に生え替わりますが、今回は上面は焦げ茶色、下面は白い毛で覆われている冬羽です。

 この鳥は夏季にはユーラシア大陸と北アメリカのツンドラ地帯で繁殖し冬期は中国南部、中東、北アメリカの西海岸に南下し越冬します。日本には旅鳥または冬鳥として飛来し、日本で最も多く見られるシギの一つです。

  ツレが野鳥の近くに行って撮影していましたが、危険を察知してすぐに飛び去りました。