連日気温が30度越えの真夏日が続いている今日この頃。コロナ禍で自粛していた八剱八幡神社の例大祭も通常通り開催されると言うので、ツレと7/15(土)早朝から撮影に行って来ました。
神社のプログラムによると午前6時50分が宮出しなので、間に合うように自宅を出て到着したのは6時40分頃でした。もう本殿の前に重さ1.5トンの関東一と言われる大神輿が、神輿蔵から出されていました。
神輿の上では鳳凰の口に初穂を付ける作業が行われていました。そして先導役の猿田彦の神が、介添え役を伴い神輿の前に登場です。なにせ1本歯の高下駄を履いているので、歩くのも大変そうです。
本殿の中では役員や神官による神事が行われていました。終了すると神官が大きな御幣を持って、神輿と猿田彦の大神の前でお祓いがなされました。
その後本殿の中から白い幕を持った役員と神官が姿を現しました。幕と共に神輿の前面まで進みます。
この白い幕の中に御霊を持った神官がいて、神輿の中にこれを設置するのです。不思議な神事です。このAI全盛のデジタル時代にこのような神事が、昔から連綿と続いている事に驚きを隠せません。まさに古事記や日本書紀に記された神話の世界です。
幕の中の神官が神輿の中央の扉を開け、御霊を設置しています。神輿本体の隙間から神官がマスクをして神事を行っているのがおぼろげですが、見えていました。
この神事も7時半頃に終了し社殿の庭に役員や氏子が集結。神主や年番役員の挨拶があり、乾杯が行われました。暫く神輿や猿田彦の大神との記念撮影の後、いよいよ鳥居を潜って大神輿が市内各地の巡行に向かいました。