午前9時半頃には気温が12℃を超えて暖かくなった2/27(日)ツレと袖ヶ浦公園に行って来ました。公園第2駐車場に車を停めて上池奥の旧進藤家住宅の雛飾りを見学する為です。今年はコロナ禍で開催しないのかと思いましたが、ホームページで2/22~3/31まで旧進藤家住宅で公開中との事なので、勇んで訪問して来ました。
この旧進藤家住宅は、江戸時代末期の嘉永3年(1850年)蔵波村に建築された豪農のお屋敷。西上総地方の伝統的な古民家として袖ヶ浦市の文化財に指定されています。
私たちが訪問したのは午前10時半頃で、管理をしている方のみ、密にならなくてゆっくり鑑賞できました。木更津の旧安西家住宅と共通するように、土間には竈が焚かれていました。虫よけの意味もあるそうです。
「住宅内に上がり展示してある雛飾りを見てください。写真も撮影してかまいません」と言う管理の方の勧めで、茶の間の方から入り、雛飾りを見学しました。華やかな段飾りのお雛様がとて綺麗。古い民家に良くマッチしていました。ひな飾りの上にはこの地方独特のしめ飾りが置かれています。
この住宅は西上総地方の一般的な4つの部屋で構成される4ツ間型の家より、2部屋多い6ツ間型の豪勢な邸宅です。真ん中の間にも2組の雛飾りが置かれていました。
左端の奥座敷には、吊るし雛と昭和4年の親王飾り、御殿造りのお雛様が飾られていました。古民家が雛飾りによって煌びやかです。そろそろ寒い冬が過ぎ、春の気配が漂ってきました。もう直ぐ春が来そうです。