国選択無形民俗文化財に選択された木更津市の神事「梵天立て」が1/11に終了したので、こん度はツレと中島地区や牛込地区に見られる「つなはり」を撮影に行きました。
本当に木更津市には不思議な行事が残っています。今回撮影したのは中島地区で5ヶ所、牛込地区で3ヶ所です。最初に紹介するのは、金田と中島の境目にある電柱に付けられたつなはりです。トップと上の写真がそれですが、1本の電柱にワラ飾りがつけられています。何年か前迄は2本の棒の間につなはりが付けられていました。
交通の激しい所では大型の車やバスに引っかけラれて切れてしまうので、1本の棒につなはりを付けた様です。この1本つなはりの道を500m位奥に行くと、今度は電柱の間に張られたつなはりがあります。狭い道なので、駐車出来ず車から出ずに車内から撮影しました。
次は中島地区のメインストリートに張られつなはりです。竹内商店の横にあります。サイコロ、ワラ人形(鹿島人形)一対、エビと蛸が吊られています。写真を撮っていると横の民家からおばさんが出てきて「前はもう少しワラ飾りが綺麗で丈夫に作ってあったが、最近の物はできが良くない」と言っていました。
この道をもう少し行くと1/11(土)金田海岸の梵天立てで使用した小梵天が立てられています。詳しくは分りませんが、このつなはりと梵天立ては深いつながりがあるようです。
竹内商店横のつなはりを反対方向から見た写真です。このみちを200m位進み三叉路を左折すると2つのつなはりを見ることが出来ます。
吉祥院というお寺の側に2ヶ所のつなはりが吊られているのです。一つ目は吉祥院の入口側の道路にあります。そしてこのつなはりの横には小梵天が置かれています。
下は吉祥院入口のつなはりを逆方向からみた写真です。
吉祥院の反対側にもつなはりが貼られています。駐車場の入口に貼られているせいか、4~5mはある長いつなはりです。そして片方の根元には小梵天が置かれていました。
ここのつなはりにもワラで作ったエビ、ワラ人形一対、蛸、サイコロ、絵馬が吊られています。
エビと蛸のワラ飾りが40~50cm位と大きく他の物より丁寧に作ってありました。そしてこの後少し離れた牛込地区のつなはりを撮影に行きました。