goo blog サービス終了のお知らせ 

光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

木更津・新春の珍しい行事つなはり(藁飾り)①-牛込地区

2020年01月21日 | 日記
 
 1/14(火)ツレと木更津市の中島地区と牛込地区を廻って、新春の珍しい行事つなはり(藁飾り)を撮影して来ました。まずは三井アウトレットパーク周辺牛込地区に在るつなはりです。トップとこの下の写真は牛込天満宮近くの十字路張られたのつなはり。このつなはりは集落のはずれに綱を張った結界です。



 昔から疫病神は道を伝いやって来ると考えられていました。集落の境に綱を張り藁(わら)で作ったタコや海老等を吊るし、災いを封じたと言われています。タコは末広がり、海老は長寿、サイコロは幸福と安全を、人形は子孫繁栄を意味するものとして作られ、古くからの伝統が受け継がれています。



 上下のつなはりは牛込天満宮横に張られたものです。





 キサラピアの観覧車が見える場所にもつなはりがあります。近代的な観覧車と昔からのつなはり、対照的で面白いですね。つなはりを潜ると異次元に迷い込みそうです。





 上下とも牛込漁港近くのつなはり。下の物は綱が張れないために片方の柱に括り付けてあります。






2020年初訪問隠れ家的喫茶・ライラックでランチ-木更津市

2020年01月20日 | 日記

 1/14ツレと木更津市矢那の高倉観音を訪問。参拝後に高倉観音敷地の奥にひっそりと在る喫茶・ライラックに入りました。ひと月ぶりです。前回来た時見た窓際のジュズサンゴをもう一度見たいというツレのリクエストに応えての入店です。



 お店の方とジュズサンゴについて話していると、前回と同様に種をくださるというので10粒近くいただきました。そして注文したのは私がエビピラフとホットコーヒーのセット(税込み1000円)ツレがトーストとホットコーヒーのセット(800円)です。喫茶店なのでランチの種類が少ないのが玉に傷。でもぜんざいと梅昆布茶セット(650円)やケーキと飲み物のセット(800円)も食べて見たいですね。



 先客が1名しかいないので、ピラフとトーストは7~8分で登場。サラダも付いてボリューム満点です。ピラフはエビが沢山入ってプリプリ、ライスも炒め具合いが丁度良くてさらさらです。



 ツレのトーストも厚さが5㎝もあって食べごたえ十分でした。



  そして美味しいコーヒーと安納芋を焼いたデザートをいただきながらまったり。店内はレトロで落ち着いたデザインです。時間がゆっくり流れるような雰囲気を味わい帰宅しました。



高座観音の巨大な倒木その後-木更津市矢那

2020年01月19日 | 日記
 1/14(火)ツレと木更津市矢那にある平野山高蔵寺通称・高倉観音を訪問してきました。高倉観音では、昨年の台風で大きな被害を受け御神木が倒れ後ろのトイレに被さっていました。しかし14日昼頃行って見ると巨木は根本付近から切断され、幹の部分はトイレから撤去されていました。
 上の写真が1/14撮影この下は昨年の12/16に撮ったものです。漸く片付き始めたようです。





  切断された巨木の前に行って見ると綺麗に並んだ年輪を見る事が出来ます。マジックインクで印が付いており年輪の数を数えたようです。



樹が倒れていた集会所裏辺りに行って見ると切株が並んで置いてあります。大半は運び出されたようですが小さな物が残っていました。





  境内に白い花が咲いたような小ぶりの木があり、近づいてみるとおみくじでした。白い紙のおみくじが結んであったのです。初詣には沢山の参拝客が来た証ですね。また山門の横には面白い物が置かれていました。昭和57年(1982年)台風10号で折れた境内の夫婦杉の切株でした。今回倒れた巨木もこのように展示されるのでしょうか。興味深いです。



  高倉観音は坂東三十番札所で用明天皇(585~587年)の頃の創建と言われる古刹です。参拝を終えて山門を撮影していると、以前在った御神木の辺りに空間(写真の左側)が出来ていて少し寂しい風景になっていました。時間が経つとこの光景に馴染むのでしょうが残念な事です。


奈良輪の神楽②-着物姿が粋な獅子の舞

2020年01月18日 | 日記
 
 1/12の午前11時頃から福王神社境内で、奈良輪の神楽が始りました。最初は2人の舞方で舞う神楽舞、舞かかりです。
 二人の息があって見事な舞です。



 奈良輪の神楽の特徴は舞手も囃子方も祭装束ではなく着物姿、とても粋で江戸情緒が感じられます。



 続いて舞い方一人の御幣の舞へと移ります。御幣の舞には囃子方による神唄が入ります。「ちはやふる 天の岩戸を押し開く、いざや神楽を舞い遊ぶ、神をいさめてひと踊り、白衣の御幣を持って悪魔を祓う、そこで楽を太平楽とあらたまう」そしてもう一人の舞い方が刀を2振りもって獅子舞に近づき、御幣と替えて剣の舞に移り変わりました。





 やはり剣の舞が一番迫力がありますし、フォトジェニック。そして最後に二人の舞い方による
狂いの舞で約20分間の奈良輪の神楽が終了です。





 神楽が終わると獅子の面で見物人を噛んでくれます。厄を祓い福が来るようにとの事のようです。私達も咬んでいただき気分を良くして帰宅しました。



奈良輪の神楽①-成人の日にも一役かいました

2020年01月17日 | 日記
 1/12袖ヶ浦市の福王神社をツレと訪問、家内安全・五穀豊穣を祈願する奈良輪の神楽を撮影して来ました。今年で2度目。着物姿の粋な神楽はとてもフォトジェニックです。午前9時半頃福王神社に着き軽トラに神楽櫃を積み込むのを見学していました。

 すると成人式に参加する着物姿の2名の女性が、神社に記念写真を撮影に来ました。それを見た神楽を舞う方が、獅子を持って女性の側に行き獅子と記念写真を撮影させてあげたのです。2人の女性は楽しそうに写真を撮って帰って行きました。面白い試みで、成人式にも一役かっています。





 午前10時を過ぎると参道入り口から軽トラックに乗った神楽櫃と笛、太鼓の先触れ6人が神社に続く急な坂道を上って来ました。参道入り口には藁で造った大飾りが目につきます。海老の飾りが珍しいですね。





 かってはこの急な坂道を神輿が駆けおり、神楽櫃は大八車に積まれつづら折りの道を登ったそうです。約10分程で神社に繰り込み、11時頃から神社で神事が開催されました。





そして神社境内に神楽櫃を乗せた軽トラックが停まり、獅子の面が被られ神楽舞が開始されました。



厳寒の海の神事・木更津の梵天立て②-五穀豊穣・大漁祈願

2020年01月16日 | 日記
 
 1/11早朝幾分曇っていましたが、厳寒の海で江戸時代から300年も続く梵天立てが熱気をおびて進行していました。見物人も辺りを埋め吊すほどで、木更津市長も駆けつけていたようです。

 空気が澄んでいるので、対岸の光景がよくみえます。スカイツリーもくっきりです。





 この行事の由来は元禄年間に木更津金田の中島沖で、幕府の御用船が難破し錨が紛失。中島の漁民に疑惑が掛けられたのです。しかし出羽三山の行人が海岸に梵天を立て祈祷したところ錨が浮かび上り、この疑惑を晴らしたという故事に因むもの。



 現在も梵天を沖に立てる間、海岸では出羽三山講の行人たちが、般若心経を唱え五穀豊穣・大漁を祈願しています。下の写真は海に立てる梵天とは異なり、孟宗竹で作られた大梵天を持つ地区の若衆。この大梵天は宿と呼ばれる集会所に持ち帰られ、集会所の前や辻に立てられます。



 梵天立てを開催する中島地区は東・中宿・下宿・鯨・浜戸・新町の六つの町内に分かれています。それぞれの町内に合わせ、襷や鉢巻の色を変えて梵天を立てに海に入って行くのです。





 そして約30分程で6本の梵天が海中に立ち梵天立てが終了。海に入った若衆がドラム缶の前で暖をとっていたので、声をかけ並んだところを写真に撮らせてもらいました。気さくな若者たちに感謝です。






暁の神事・木更津の梵天立て①300年続く新春の行事

2020年01月15日 | 日記
 
 2020年1月11日木更津市金田の中島海岸で行われた、厳寒の海の神事・梵天立てをツレと撮影して来ました。朝7時頃から開始されるのですが、余裕を持って6時半頃には開催場所の水天宮付近に入りました。寒さの為かそこではドラム缶に火が焚かれ、出羽三山の行人達が暖をとっています。甘酒も見物人に配られており、私達もご馳走になりました。



 海辺にはこれから冷たい海に入る若衆の為に赤いカーペットが敷かれた道が出来ています。まだ暗いのでアクアラインを走行する車もライトが点いており、その上には新春最初の満月が輝いていました。



 梵天立ては1/7の日の出とともに晒し木綿の褌、鉢巻、襷を身にまとった若衆が、厳寒の海に梵天を立てる民間行事。出羽三山の信仰が濃厚な千葉県における伝統的な催事で、国の無形民俗文化財に指定されています。(ただ昨年から参加者が少ないため、直近の休日に変更され今年は1/11土曜日に開催)



 午前7時を過ぎると梵天を立てる海域にプレスを乗せたボートが姿を見せます。そして人々が見守る中、赤い襷と鉢巻をした若衆が長さ5mの真竹の先端に御幣を付けた梵天を担いで、極寒の海に入りました。



 目測ですが岸から4~50mの海に梵天を立てもどってきます。梵天は6地区の若衆が最初の地点から海側に順番に立てて行くので、最初は岸に近い場所に梵天を立てるのです。



 

そして海から浜に上がると大勢の見物人から声援が上がります。「よく頑張った。」「おめでとう」
 拍手と共に迎えられ、誇らかに戻っていきました。





新年初の美味しいトンカツ-木更津とんとん亭

2020年01月14日 | 日記
 
1/10(金)ツレと1年ぶりに木更津駅東口近くのとんとん亭を訪問。美味しいトンカツを食べてきました。1年前はランチのロースカツ定食とヒレカツ定食が税込み各1000円でした。消費税も上がり値上げをしたのかと思ったのですが、変わらず1000円のまま。良心的なお店です。



 入店したのは開店間際の午前11時40分頃。1番のりでした。でもすぐにお客が入って来る木更津の人気店です。私はお目当てのロースかつ定食、ツレはヒレかつ定食をお願いしました。ここは揚げ物にこだわりのある店。塩は天然塩、水は弱アルカリのミネラルウオーター、油は植物油を使用しているそうです。そしてご飯とキャベツは食べ放題。



 出て来るのに少し時間がかかりましたが、12~13分でロースかつとヒレかつが登場です。先に香の物と小さめのすり鉢に入ったゴマが用意されていました。すぐにご飯が出て、豚汁の味噌汁も出てきました。香の物のタクアンと胡瓜が絶品、これだけでご飯が一膳食べられます。



 ロースかつは脂身が入り美味しいですね。さすがにこだわりのトンかつです。
ツレがヒレかつは肉がとても柔らかで最高だと言っていました。今時探すのが難しい「安くて美味しい店」です。



 店内は和風の内装で小上りがメインです。そして最後にはっさくのシャーベットが出てきました。脂っこい物を食べた後の冷たいシャーベット。口の中がサッパリ、今日も大満足。ごちそうさまでした。


2020年を占う菅原神社のやぶさめ②-的に当てるは神業なり

2020年01月13日 | 日記
 
 1/6に君津市の菅原神社で行われるやぶさめで使用する弓、矢を新調する矢迎えの儀を見学。翌7日本番のやぶさめ神事を撮影に菅原神社を午前8時頃訪問しました。もう境内では、訪問客に振舞う白味噌のお雑煮の準備がはじまっています。
9時半頃から社殿で祝詞奏上、玉串奉天等の神事が開催されました。



境内では的が本年の恵方の西南西に置かれます。矢を射る場所は弓の長さの5倍とされ、的と射手の間にはワラが敷かれます。今年のわかとは氏子の福田義則さんの長男智大君10歳、小学校4年生の射手。



 この儀式は元禄年間(1688~1704年)に当時の領主が祭祀料を共進して、やぶさめの行事を行いつつ武道を奨励。五穀豊穣を祈願した事が起源と言われています。



 射る順番はわかと、宮司、自治会長、総代の順で各3本の矢を放ちます。なかなか矢が的に当たりません。わかとの放つ矢は的に届かないので父が手を貸しての共同作業です。





 それでも宮司や総代たちの矢が3本的に当たりました。境内には近くの小学校の生徒約30名が来ています。地域の文化を継続すると言う事で毎年見学に来るとの由。素晴らしい事ですね。



 的に当たった3本の矢をみて宮司が、今年を占い2月は晴天、10月頃は雨が多く、全体的に風の強い日が多いとの事でした。当たるか当たらないか分かりませんが、あまり真剣に考えないでこの行事を楽しんでくださいと、宮司が笑いながら話していました。


新年を占う君津・菅原神社のやぶさめ神事①-弓と矢の制作

2020年01月12日 | 日記
 
 1/6(月)仕事始めのこの日、ツレと君津市北子安にある菅原神社を訪ねました。この神社は1/7にやぶさめ神事が開催され、6日には弓や矢を新調する、矢迎えの儀が行われます。



 この君津市指定文化財のやぶさめは、神社の氏子と檀家の中で10歳以下の「わかと」とよばれる少年や宮司たちが的に向かい矢を射る儀式。的に当たった部分や矢の数によって新年の天候、豊凶を占う神事です。



 私たちが午前9時頃社務所に行くと中では、作業が始まっていました。弓や矢が造られています。初めての見学でしたが、快く許可していただき写真も撮影しました。



  これを造るのは総代6名。弓は長さ6尺(1.8m)矢は12本です。



  的は竹で編んだものですが、丸い部分に新しく同心円を書き貼り付けて作成です。





   的の同心円を書くのも大変な作業です。墨がはみ出さないように慎重に作業が進行していきました。私たちは暫くして帰りましたが、明日やぶさめ神事を撮影させていただく由お願いして帰宅しました。