英語な日々

京都在住の英語講師のと猫と英語と美味しいもののお話。
時々、脳動脈瘤のお話もね。

見果てぬ夢。

2022-02-27 | 日記

宇野千代の『チェリーが死んだ』の古本が届いた。

『チェリーが死んだ』は、『水西書院の娘』という昭和52年初版の本に収録されていた。

30頁に満たない、短い文章である。

読んでみると、この短編は『八重山の雪』の続編ではなく、『八重山の雪』を書くことになった経緯と、その主人公となった女性との4年間の交流を描いた随筆的なものであった。

けれど、『チェリーが死んだ』が小説として出版されたのならば、この随筆のように読める短編は、『八重山の雪』も含め、全くの虚構だという可能性もある。

それもまた面白い。

もう、確かめる術もないけれど。

 

不思議な縁で、今回『八重山の雪』と『チェリーが死んだ』という、もうほとんど忘れ去られた小説に行き当たった。宇野千代という作家の作品は、正直好きではなかったのにね。

 

いつか冬の八重山神社を訪ねてみたい。

見果てぬ夢である。

 

 

 

群馬県高崎市で猫たちを探しています。

どうかお力をお貸しください。

  


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2 コメント

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Unknown (そらにゃん)
2022-02-27 20:44:10
自分の職業が作家や漫画家じゃなくて、一番悔しい思いをするのは、それぞれの物語の真意というか、真相というか、物語の中の人たちの、その後がどうなったのかを知りたくなった時です。「このお話を書いた(描いた)人は、この人が、この後どうなったと思ってるんだろう」「どうしてお話がこんな風になるように書いているのだろうか」などなど。お話の『Fin』のその先や、その裏側、書いた人は、絶対に頭の中に持っているはずなんです。よく、『この後は、皆さまの中で、それぞれのお話が出来上がっていくのです』的なあとがきがありますが、そんなの全く納得できなーい!本当にもー、作者さん、あなたはどう考えてるのよー!って、悶絶することがしばしばあります。読者にそんな思いをさせるなんて、それこそ作家さんの特権なんでしょうね。特に、お話の半ばで鬼籍に入られてしまった作家さん、地上の〆切はとっくに過ぎてますよー!早く続きを発表してくださいな。って言いたいです。

今日の元気玉は、ほっともっとのかつ煮弁当です。今日までの、お買い得価格♪仕事から帰って、何もしないでご飯にありつける幸せよ❤️
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そらにゃんさま (ぽん吉)
2022-02-27 22:35:15
仰る通り、『最後はご自分のご想像に。』なんていうのは、ある意味作家の責任放棄なのでは!?と思うことが私にもよくあります。

とはいえ、自分には文才がない、素晴らしい作品を読んで感動のため息をつくのみなんですよね。ww

作品半ばでなくなっちゃった作家の方々は、あちらの世界でどう思っていらっしゃるんでしょう。なんとしてでも書き終えたい、と考えていらっしゃると思うのです。

カツ煮弁当!?
カツ丼的な??
こちらにもあるのかしらん?調べてみます。
何もしないでご飯にありつける幸せ、特に夜ご飯、しかも家でダラダラ食べられるご飯!!
この幸せは一言では言い表せません。
お返しの元気玉には、ホットサンドなど送らせていただきます。この頃またホットサンドに凝り始めました。けれど、具材を挟みすぎて、それを無理やり抑え込んで焼くからお煎餅みたいになちゃって・・・ww
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