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映画音楽史(256) 『その男ゾルバ』 1965年公開

2014-10-12 00:58:09 | 映画音楽



『その男ゾルバ』 Zorba the Greek (希) 1964年制作
監督 マイケル・カコヤニス
音楽 ミキス・テオドラキス
主演 ゾルバ … アンソニー・クイン
    ベージル … アラン・ベイツ
    未亡人 … イレーネ・パパス
    マダム・ホーテンス … リラ・ケドロヴァ
主題歌 『その男ゾルバ』 ( Zorbas Syrtaki ) 演奏・サウンド・トラック

野性的な生命力のゾルバをイギリス青年の目線で描いた人間ドラマで、原作はニコス・カザンツァキスの同名小説。
イギリス人作家のベージルは亡き父の残した炭坑を再掘するためにクレタ島にやって来た。そこで精力的な楽天家の
ゾルバを相棒に雇う。ある日ベージルは町の未亡人に心を動かされるが、彼女のせいで炭坑管理人の息子が自殺
してしまったためギリシャの掟により彼女は殺されてしまった。工事も進み何とか炭坑の竣工にこぎつけたものの設計
の不備で積み出し用のケーブルがぶっ壊れる。ベージルはそれでも平然としているゾルバを見て、彼に教わりながら
一緒にグリークダンスを踊る。

ブズーキやサンドウリなどの民族楽器を巧みに使った主題歌の『その男ゾルバ』はミキス・テオドラキスの作曲による
もので印象深いラストシーンを盛り上げました。当時の日本ではそれほどのヒットにはなりませんでしたが世界的にも
知られる名曲です。レコードとしてはサントラ盤の他にハーブ・アルパートとティファナブラスの演奏やダリダによる
歌唱など多数がリリースされました。

↓はサウンド・トラックによる『その男ゾルバ』 YOUTUBEより