『ダイヤモンド作戦』 A Man Could Get Killed (米) 1965年制作
監督 ロナルド・オーム
音楽 ベルト・ケンプフェルト
主演 ウィリアム・ベドーズ … ジェームズ・ガーナー
オーロラ・セレステ … メリナ・メルクーリ
エミー・フランクリン … サンドラ・デイ
スティーヴ・アントニオ … アンソニー・フランシオーサ
主題歌 『夜のストレンジャー』 ( Stranger In The Night ) 演奏・ベルト・ケンプフェルト楽団
盗難ダイヤモンドをめぐってスパイが暗躍するアクション作品で、原作はデイヴィッド・E・ウォーカーの小説。
ウィリアムは水力発電事業の資源調査のためにイギリスの銀行から派遣されてリスボン空港にやって来た。時を同じく
して、スパイ組織が絡む200万ポンドのダイヤ紛失事件が起こり、ウィリアムはその捜査官と間違えられて事件に巻き
込まれていく。愛人のイギリス大使館員を殺害されたオーロラ、事件解決の懸賞金を狙うスティーヴとその恋人エミー、
さらにはスパイ団がダイヤの行方を巡ってアクションを繰り広げる。やがてスパイ団は逮捕され、スティーヴはダイヤ
を発見して事件は解決した。オーロラもきっとウィリアムのもとに帰ってくるだろう。
主題歌の『夜のストレンジャー』はムード音楽の大御所ベルト・ケンプフェルトの作曲によるものです。映画ではタイトル・
バック、ウィリアムとオーロラのラヴシーンなど全編にインストゥルメンタルが流れていました。
サントラ盤は米デッカからリリースされているとのことですが、YOUTUBEには単品が見当たりませんので、作曲者の
ベルト・ケンプフェルト楽団の演奏を貼っておきます。
↓はベルト・ケンプフェルト楽団の『夜のストレンジャー』 YOUTUBEより
しかし、この曲は映画主題歌というよりもフランク・シナトラのビッグ・ヒットとしての方が認知度も高いと思われます。
映画も大きな話題にならず映画主題歌としてもパッとしなかったのですが、音楽出版社からシナトラのプロデューサー
に持ち込まれてシナトラが曲に惚れ込み、早速チャールズ・シングルトンとエディ・スナイダーが共同で英詩をつけた
とのことです。これをシナトラが唄って1966年7月に全米NO.1の大ヒットになりました。
Strangers in the night
Exchanging glances
Wondering in the night
What were the chances
We'd be sharing love
Before the night was through
↓はフランク・シナトラの『夜のストレンジャー』 YOUTUBEより