『悪のシンフォニー』 The Poppy Is Also a Flower (米) 1966年制作
監督 テレンス・ヤング
音楽 ジョルジュ・オーリック
主演 ジョーンズ … E・G・マーシャル
サレム … ユル・ブリンナー
モスカ … マルチェロ・マストロヤンニ
ベンソン … スティーヴン・ボイド
ラッド … オマー・シャリフ
リンダ … アンジー・ディキンソン
リンカーン … トレヴァ・ハワード
マルコ … ギルバート・ローランド
ブロノフスカ … ナジャ・テイラー
挿入歌 『ラ・バンバ』 ( La Bamba ) 唄・トリニ・ロペス
イランからヨーロッパに密輸される麻薬を取り締まる捜査官たちの活躍を描いたアクション大作で、この作品は麻薬の
弊害を説くために国連の肝いりで制作されたPR映画でもある。原作はイアン・フレミング。
麻薬密売元を探るためイランの山岳地帯に出かけた捜査官のベンソンが何者かによって殺害され、テヘラン在住の
サレム大佐のもとに国連を中心とした各国のメンバーが集まり麻薬組織の本格的な壊滅に乗り出す。そこで麻薬が
密売組織の手に渡る前に微かな放射性物質を仕込みガイガーカウンターで検出できるように細工した。それによって
麻薬がどんなルートで運ばれるかを突き止めて元締めを逮捕する計画である。アメリカ財務省のジョーンズは危険に
晒されながらも諜報部のリンダの手助けを得てついに麻薬組織を壊滅させる。
劇中で使われていた『ラ・バンバ』は主題歌というよりも挿入歌と言った方がいいのかもしれません。この曲は300年も
前に作られた有名なメキシコ民謡です。映画では、ナイトクラブのショウ歌手のトリニ・ロペスが客のアンコールに応え
て唄っていました。
Para bailar la bamba
Para bailar la bamba se necesita
Una poca de gracia
Una poca de gracia y otra cosita.
↓はトリニ・ロペスの『ラ・バンバ』 YOUTUBEより